TOP > マンガ新聞レビュー部 > ホントにいいの?この漫画をだしちゃって「テレビ東京」さん!!現役テレビ東京ディレクターが描く『オンエアできない! 女ADまふねこ(23)、テレビ番組つくってます』

ホントにいいの?この漫画をだしちゃって「テレビ東京」さん!!現役テレビ東京ディレクターが描く『オンエアできない! 女ADまふねこ(23)、テレビ番組つくってます』

どーも、漫画家「こしのりょう」です。

みなさん「テレビ東京」のイメージってどんな?

私は「全他局が緊急速報を流してても、ここだけのんきにバラエティ番組やってるテレビ局」とか

でもなんだか「低予算だけど企画が面白くって、つい見ちゃうテレビ局」ってイメージ

実際低予算かはわからないけど・・・。

 

「勇者ヨシヒコシリーズ」とか「バイプレイヤーズ」とか、ドラマがとてもマニアックで私好みではありますが

バラエティ番組も好き!

話題の「池の水ぜんぶ抜く大作戦」とか「家、ついて行ってイイですか?」とか「YOUは何しに日本へ」とか・・・

 

そうそう、成田空港に行くとね、出国ロビーに必ずいるよね「YOU」を探してる取材の方々

なかなか大変だな~

漫画と違って、テレビ局の番組って多くの制作の人たちが関わってるんだよな~

みんなどんな動きしてしてんのかな~とぼんやり考えてた時に出会ったのがこの本なわけです。

 

 

主人公はバラエティ番組のAD(アシスタントディレクター)として働いていた頃の作者!真船佳奈さん!!

漫画内では「まふねこ」として登場。

「おいおい、まじでここまでぶっちゃけていいの?」と思うくらい、

なかなか表に出ないTV局の裏側を気持ちよくぶっちゃけてくれてます。

 

気になってたけど聞けない「TV局の常識」とかもね。

ほら、あるでしょ、街が写ってる場面で「なんであそこだけモザイクかかってるんだよ?」とか

料理番組の後に「この後、スタッフがおいしくいただきました」ってでるけど、本当かよ?とか

そういう、むずむずする疑問もスッキリわかります。

 

その中で、やっぱりTV番組を作るのはスゲーと思ったのが街頭インタビューの時は同意書を書いてもらうこと。

取り損ねると、せっかくいいインタビュー撮っても、オンエアできないそうだ。

よく100人インタビューとかあるけど、インタビュー100人したうえで同意書までもらって

でもその中で実際オンエアするのは2,3人、放映時間1分くらいだったりするわけで、

そりゃ途方もない大変な作業の中で番組ってできてるんだな~と。

 

パロディもあって、とても面白く読めるのですが

単行本最後のエピソードは、こんな休みもろくにとれず、地道な番組制作の中でも「制作を続ける」意味が描かれていて

ほんのりあたたかい気分にもさせてくれます。

 

単行本の帯に、南海キャンディーズの山里良太さんが「これだけ全部言ったんだ、『遺書』と受け取って間違いないよね?」

と言葉を寄せられてるとおり、読んでるこっちが「ここまで描いて大丈夫か~?」と心配になるけど、「もっと描いてよ~」と、

これ以上描いたら「まふねこ」さんがクビになってしまうかもしれないのに、ついつい思ってしまう漫画です。

申し訳ない!笑

 

いかがでしょう?

あなたも普段はなかなか見れない池の底、覗いてみませんか?