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週刊少年ジャンプ史上もっとも綺麗に伏線を回収した!? アニメも放映中!『封神演義』の魅力

激動の週間連載で単行本23巻という比較的長期な作品にも関わらず、
1話の無駄なく、中弛みもなく、絵も全部きれい
物語冒頭からの伏線をきれーいに回収して、ちゃんちゃんと終わる。
読み終えたあとには、至福の満足感を得ること、間違いなし! 
アニメだけでなく、絶対原作も読んでほしい!!

みんな大好き週刊少年ジャンプ!
かくいう私も小学生からの愛読書である。

週刊少年ジャンプは、よくも悪くも商業雑誌なので、作品によっては打ち切りや引き伸ばしもあるし、
ああ、もっと見たかった!!ってとこで終わった作品もある。
後付け設定満載でアニメができたりとか、
あの設定、結局説明されてないけどどうなった!?とかね。

私はそういうところも含めて、ジャンプの作品たちが大好きだが、
その中でも『封神演義』は、ジャンプ連載史上もっともきれいに伏線を回収したのではないか!?
と思える作品である。

 

封神演義 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:藤崎竜
出版社:集英社
販売日:2013-12-20
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『封神演義』には、
個性的なキャラクターたち、武力だけでは闘わない主人公・太公望の戦略、
古代中国とSFが混じった幻想的な世界観、
独特な衣装デザイン、コミカルとシリアスのちょうどいい塩梅、
(←個人的には、シリアスなバトル中にも急にふざけるギャグセンスがめっちゃ好きだ。)
などなど、、、
数多の魅力があるが、なんといっても1番の魅力は、”封神計画”を軸にしたストーリー構成にあると思う。

『封神演義』のあらすじは、以下である。
古代中国において、邪心を持った仙女【妲己(だっき)】が殷の王をたぶらかし、
悪政を敷き贅沢三昧をしていた・・・
そんな人間界を巣食う悪い仙人たちを倒し、人間たちによる新しい時代をつくるために、
1人の仙道、太公望が立ち上がる。
妲己をはじめとした悪い仙人たちを神界に封じこめるべく、仲間を集めて仙人の道具"宝貝”で手ごわい仙人たちを封神していく話・・・というもの。

 

・・・なんとも少年バトル漫画っぽい体裁でスタートするが、実は封神計画には別の壮大な目的が・・・・!

 

どうして太公望が封神計画をする人物に選ばれたのか?
長年人間界で悪さを繰り返す、妲己の目的は?
そしてたまに出てくる、最強の仙道、申公豹がにおわす意味深な発言!
序盤から伏線もりだくさんなので、アンテナ張って読んでほしい!
封神計画の秘密が少しずつ、物語上で明らかになっていく!

 

私は、悪名高い”人肉ハンバーグ”など、作中で極悪非道を繰り返す、
太公望最大の敵かつ、お色気担当である妲己がどこか憎めないでいたが、
最後まで読み終えたとき、決していいやつではないのだけど、妲己がすごく好きになった。

 

今回のアニメ化は2度目で、仙界大戦を軸に描かれているとのこと。
だが私が1番オススメする展開は、仙界大戦のその先だ。
本当の敵と目的があきらかになったとき、この物語の見方がすべて変わる!

 

アニメだけではもったいない!!
原作もぜひ読んでほしい!!!!!