TOP > マンガ新聞レビュー部 > コナンの世界観を痛快に弄り倒す珠玉のギャグ『犯人の犯沢さん』

コナンの世界観を痛快に弄り倒す珠玉のギャグ『犯人の犯沢さん』

本日紹介する『犯人の犯沢さん』は誰もが知る国民的漫画『名探偵コナン』の公式スピンオフだ。

 

この作品の噂は前から耳にはしていて、コンビニのコミック棚をふと見て目に入った次の瞬間、

強烈な印象のカバーに釣られて買い物カゴに入れていた。

 

あの昔のオープニングでお馴染み、伝説の「パラパラポーズ」を”犯人”がしているのだから!

しかもオビは青山先生のコメントときて、サンデー編集部の遊び心に惚れてしまった。

 

 

名探偵コナン 犯人の犯沢さん(1) (少年サンデーコミックス)
著者:かんばまゆこ
出版社:小学館
販売日:2017-12-29
  • Amazon

 

まず、物語は主人公の犯沢さんが”とある男を殺すために”田舎から上京してくるところから始まる。

 

米花町は世界屈指の犯罪都市であり、世界中の犯罪者の憧れの街なんだそうだ。

米花町駅で電車を降りようものなら、乗客全員から「正気か⁉︎」と止められるほどの危険な街。

そうか、だから米花町では凶悪犯罪が横行しているのか、と納得。

 

そして犯沢さんは都会の洗礼を受ける。

駅のICカード改札を抜けられず、さっそくホームシックになる犯沢さん。

か…可愛い。

 

その一部始終を欄と園子に見られ、園子に大笑いされたことで殺意を抱く犯沢さん。

こんなことで殺意を抱かれたらたまったもんじゃないと思ったそばから、さっそくコナンに目をつけられるのだった。

 

ここで、いくつか米花町あるあるを紹介したい。

 

 

米花町あるある①賃貸物件は基本事故物件

米花町では”何者かの陰謀か、はたまた死神の仕業か”殺人事件が多発しているため、 

米花町の賃貸物件は事故物件が多くて相場も安い。

 

 

米花町あるある②黒いシルエットの人物をよく見る。そして短気。

いかにも怪しい風貌で、簡単に他人に殺意を抱く黒いシルエットの人物が街にいるのは、米花町ではごく普通の風景である。

だが、彼らは非常に短気で、些細なことで簡単に殺人を犯してしまうので、要注意。

 

 

米花町あるある③免許の住所変更は徹夜待ち

米花町の警察は検挙率100%の犯罪滅却スペシャリスト集団。そして超多忙。

つねにどこかで殺人事件が起きているのだから当たり前。

犯人を逮捕しては、また次の事件に向かうため警察署の窓口はほとんど機能しておらず、

免許の住所変更は徹夜で並ぶほどの長蛇の列を覚悟しなければいけない。

 

 

米花町あるある④米花町の夜は無闇に出歩くべからず

コンビニですら23時に閉まる、この街の夜は耳をつんざくほど静かだ。外は犯罪者だらけ。

自衛できる装備は必要不可欠だが、殺されたくなければ無闇やたらと出歩かないことをお勧めする。

そして誰も信じてはならない。

 

 

とまぁ、こんな具合にコナンを見てて「いや、それって!」って思ってたところを

絶妙なさじ加減で「たしかに!そうだったのか!」と思わせてくれる。

これを読んでからコナンを見るとまた一味変わるかも知れない。

 

サンデーS増刊で連載中で2巻の発売は今年の夏頃!

 

犯沢さんは無事に”あの男”を殺せるのか?

がんばれ!犯沢さん!

 

前途多難な都会ライフの続きが早く読みたい!!