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「北の国から」で男が憧れる自分でつくる家は、奥さんには「ノグソ生活」だった『まんが新白河原人ウーパ』

守村大といえば『考える犬』などの代表作がある漫画家だが、突然所沢市の自宅から新幹線新白河駅のそばに移住し、DIY生活をはじめた。ログハウスすら自作である。
その模様を『新白河原人』という漫画エッセイとして連載していたのだが、完全に漫画化したのがこの『まんが 新白河原人 ウーパ!』である。

 

まんが 新白河原人 ウーパ!(1) (モーニング KC)
作者:守村 大
出版社:講談社
発売日:2015-08-21
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男なら一度は憧れるDIY生活。自前でログハウスを作るなんて凄い!それだけでは無い。例えば石窯を作ってピザを焼くとかのレベルじゃなくて、炭まで自作してしまうほどのレベルなのである。

全国をキャンピングカーで巡り、到達した地点が白河市。バブルが弾けて放置された山林を、一から単身で開墾し整地するまでの奮闘が物凄い。切株を根から掘り起こすだけでも一苦労なのである。

 

筆者は虎の子のバイクコレクションを手放し、中古のユンボに変え、大変な苦労をしてログハウスを組み上げた。井戸やカマドも備えた原始的住居を作り上げ、奥さんを呼び寄せる。しかし奥さんは野糞生活を受け入れず、所沢市の自宅を売却して近代的な風呂・トイレ・電気付きの住居を隣に建てることで、白河生活をスタートするのである。

 

タイトルにある謎の言葉「ウーパ!」は、ログハウスの屋根を張り終えた感無量の筆者の”声にならない声”をカタチにしたものである。そりゃ一人でこれ作り終えたら「ウーパ!」って言いたくなるわな。気持ちはわかる。