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天才冨樫先生のおことばを聞け! ほのぼのエッセイ「先生白書」で冨樫先生を知る

ほのぼのとしたエッセイながらも、随所から冨樫先生のひたむきな漫画に対する情熱を知ることができる、

『レベルE』や『幽☆遊☆白書』の裏話も満載な、冨樫作品ファンの方は必見な一冊をご紹介!!

 

 

私は冨樫先生の作品が大好きだ。

 

1番すきな漫画はと聞かれれば、『レベルE』だというし、
『HUNTERXHUNTER』が連載している期間は、朝5時に飛びおきてジャンプ読むし、
紙でジャンプ買ってたころは、日曜深夜に原付飛ばして買いにいってたけど、
社会人になって電子版が出てからは、朝5時で十分・・・! (つーか これが限界)

連載が再開するたびに、何回もハンター試験編から読み直すし、
台詞も覚えてしまって完全にメモリの無駄使いだし、
もはや、多くの人にとってもきっとそうだと思うが、『HUNTERXHUNTER』の続きを読むというのは、
仕事で成功する、結婚する、子孫を残すとかと同レベルで人生の最大の楽しみかつ目的のひとつなのである。

 

もし、生きている間に最終回まで読むことができたら、
『HUNTERXHUNTER』のファンが口をそろえてこういうだろう
・・・そうか 余は この瞬間のために、生まれてきたのだ・・・!!

 

 

そんなすばらしい作品を世に残し続ける冨樫先生。
どんな仕事ぶりなんだろうか? 気になるところである。

 

私達が冨樫先生を知ることができる場面は多いようで少ない。

 

・ジャンプ目次コメントの冨樫先生。 ←この影響でサイレントマジョリティがヘビロテになりました。
・単行本帯の冨樫先生。
・ネットのうわさの冨樫先生。
・武内直子先生のあとがき漫画に出てくる冨樫先生。
→ 当時セーラームーンを読んでたときは、旦那さんの犬風な人がまさか冨樫先生なんて知らなかったから、あとで死ぬほどびっくりした。

 

そして、今回元アシスタントの方が描いた、エッセイ漫画『先生白書』が追加された。

 

これはもう読むしかない!!

 

 

このエッセイは『幽☆遊☆白書』の連載開始時期から『レベルE』までの開始時期をふりかえったもの。

 

さぞ、週間連載の修羅場が描かれているだろうと思いきや、実にほのぼのとしたエッセイである。漫画描いて、たまにゲームして、先生と話して・・・麻雀したり、蛇を飼ったり・・・(!?)

 

だが、ほのぼのとしたなかでも、随所から冨樫先生のひたむきな漫画に対する情熱を知ることができる。

 

 

私がこのエッセイを通して感じた冨樫先生の印象は、すごく ”プロ” だなということ。

 

天才の先生だって、やりたいことばかりをやってきたわけではなく、
ちゃんと結果を残したから、書きたいものが書けるようになった。
漫画は作品であり、商業雑誌なので、ビジネスでもある。

 

きっと先生は、自分の作品とビジネスとの狭間に苦悩しながらも、
身体は限界になりながらも、
その中でどうやったら1番面白いか、自分の作品になるか考えて、やりきって、世に発表してきた。
そんな様子が伺えた。

 

天才だし。プロだし。
そしてすごくお茶目で面白い人!!

 

すげぇ!

やっぱ冨樫先生は神!

 

このエッセイ読んだあとに、『幽☆遊☆白書』読んだら、ジーンときてしまうのでセットで読むのおすすめです
ここで、終了を決意したのかな とか、この背景って著者の味野さんが書いたやつなのかな・・・とか考えてしまい・・・うるっ

 

 

ほかにも、
レベルE の ”E”の意味
『幽☆遊☆白書』には元タイトルはあった!?
まさかの武内直子先生が訪問!?

 

など気になるエピソードが満載。
冨樫作品ファンの人にはぜひ読んでほしい一冊!!!

 

というか、全体を通して、実にほのぼのとしたエッセイなんだけど、
全体通して、ずっともくもくと漫画描いてて、ご飯はコンビニで、まだ漫画かいてて(たまにゲームもするけど)

 

ほんとに週刊連載って、漫画描くこと以外、なにも許されない世界というかスケジュールなんだなというか
それが当たり前になっちゃうんだろうなという、違うところで修羅を察した・・・

 

今は、のびのびと描かれているのでしょうか、冨樫先生。

これからもお体には気をつけて、すばらしい作品を世に残し続けてください!

ファンはいつまでも待ちます!!

 

 

先生白書
無料試し読み
著者:味野くにお
出版社:イースト・プレス
販売日:2017-09-16