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迫る最終回、逃げ恥ロスにはこれを読め!『恋は光』から学ぶムズキュン恋愛工学。 

※この記事は2016年12月6日にマンガHONZ(運営:株式会社マンガ新聞)にて掲載した記事の転載になります。 レビュアー:小林 琢磨

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス)
作者:秋 枝 出版社:集英社 発売日:2014-06-19
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がっきーを重要無形文化財保持者にしたい! こんばんは、マンガサロン『トリガー』オーナーの小林です。

みなさん逃げ恥観てますか!? 今期のドラマの中でぶっちぎりの人気(小林調べ)を誇る『逃げるは恥だが役に立つ』にキュンキュンしてますか?

僕はもう30を超えたいいおっさんなんですが、 おっさんに必要なのはセッ◯スなんかじゃなくて、ムズキュンなんだなと。

この胸のトキメキこそ求めていた物なんだと。

そう強く宣言したいわけですよ!

そんなこんなでどハマりしているドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』もいよいよクライマックスが近づいてきました。 本当に幸せでした。毎週の楽しみ、いや毎週の癒しでした・・・!

そんな心の支えであったドラマがもうすぐ終わってしまう・・・!!

このままではマズイ。このままでは抜け殻になってしまう。 終わる前から逃げ恥ロスを気にしてしまう貴方にオススメしたいのが今回紹介する『恋は光』です。

世界はキュンキュンを求めている。

思えば『世界一難しい恋』から始まり、『君の名は。』『逃げるは恥だが役に立つ』と普段全くと言って良いほど恋愛ドラマを観ない僕がこれらの作品にハマった要因として「ムズキュン」と言うキーワードが挙げられます。

※ムズキュンとは、見ているだけで「ムズムズ」、「キュンキュン」してしまう気持ちのこと。

セッ◯スなんて以ての外!キスすら恥ずかしくて出来ないくらいの関係が丁度良いんです。 そしてそのムズキュン界の超新星として紹介したいのが『恋は光』です。

「恋の光」が視えてしまう大学生・西条は、恋を探求する女の子・東雲に恋をした──。 視えるからこそ切なくて苦しい。今までにないラブストーリーが始まる。
とまあ、あらずじだけを読むとSF的要素のある恋愛漫画なんですが、 このトンデモ設定が極上のムズキュンを作りあげています。

主人公が好きな女の子(光らない) 主人公を好きな女の子(何故か光らない) 主人公に初めて光る女の子(光るけど好きじゃない)

おいおいおいおい、ラブがコメってやってきたぞーーーー!!! 姉さん、事件です。この世界は三角ではなく四角で出来ています。

「恋の光」が視えてしまうばっかりに今まで女性と無縁の生活を送ってきた主人公。 (いや、もし「恋の光」が視えなかったとしてもおそらく女性と無縁な生活を送っていそう。)

この西条がまた良い味だしているんですよ。 逃げ恥の津崎さんとはまた違ったこじらせ男子。 あっちが高齢童貞なら、こっちは屁理屈大学生だ!って『クローズ』のゼットンも言いそうなくらいのキャラクター。

だがこそが良い!恋にすら理屈を求める男だからこそ良い! 理屈抜きに観える光。この光によって慌てふためく西条にムズキュンする!!

しかもそこと付き合うんかーい!って。 いやいやいやいや、そこじゃないだろーって。

おっさん読んでいて叫んじゃいましたよ。 もうね、とにかく読んで!頼むから読んで!! ネタバレしたいから読んで!!!

大学生の恋愛物語と言うと『四年生』や『五年生』を筆頭にちょっと屈折した愛情劇と言うか、モラトリアム特有の群青劇みたいな物が王道だと思うんですけど、これからの時代は不器用さが主流になりますね。やっぱり人間、ピュアが一番。

ちなみに僕は北代一択です。 異論は認めない。

 

逃げるは恥だが役に立つ(1) (KC KISS)
作者:海野 つなみ 出版社:講談社 発売日:2013-06-13
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四年生 (アフタヌーンKC)
作者:木尾 士目 出版社:講談社 発売日:1998-05-20
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