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悪魔”の”お姉ちゃんは好きですか?優しすぎるおねショタまんが『姉なるもの』

※この記事は2017年8月25日にマンガHONZ(運営:株式会社マンガ新聞)にて掲載した記事の転載になります。

数あるお姉ちゃんキャラの中でも、昔から「小悪魔」だとか、「悪魔のような」だとかの比喩表現がつく子たち………それはもう、可愛かった。
幼い弟をおちょくったり、愛のあるイジメをしてくるお姉ちゃんは、「ツンデレ好き」「Sっ気好き」からすれば、たまらなく萌えの対象だったのです。

 

しかし私は今回、新たなジャンルに出会いました。

 

正真正銘ホンモノの悪魔?の!お姉ちゃん。
なのに底抜けに優しくて、甘くて、あったかい。

 

そんな彼女との日々は、幼い主人公のすべてであり、決して忘れられない思い出となる。
本日はそんな作品『姉なるもの』をご紹介いたします。

 

姉なるもの 1 (電撃コミックスNEXT)
著者:飯田 ぽち。
出版社:KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
販売日:2016-12-17

 

 改めましてこんにちは!

 

最近社内の先輩方から「すべてをさらけ出すようなレビュー書いてるけど大丈夫!?」と心配され始めた、新人レビュアーの駒村です。

 

まずは心から叫びたい、飯田ぽち。先生………
「第3回 次にくるマンガ大賞 コミック部門」 第6位受賞おめでとうございます!(結果発表:2017年8月23日)

 

正直とても嬉しい。

 

先月はじめてこのマンガを読んで、『姉なるもの』待望の2巻発売に合わせ、レビューを書く気満々でいたので、この話題を皆さまにお届けできることに運命を感じました。
マンガに関する賞を受賞するほど、多くの人に注目されている作品ということなのですね。なのでもっともっと広めていくために、私もレビューを書きたいと思います!

『姉なるもの』あらすじ

幼いころに両親を亡くし、天涯孤独となった少年・夕。
親戚の家をたらい回しにされ、行き着いた先で、得体の知れない美しく冒涜的な
ーー【千の仔孕む森の黒山羊】と呼ばれる”存在”に出会う。

 

人は「それ」を時に神と呼び、時には悪魔と呼ぶ。
「それ」は夕にこう尋ねる。

 

 

絶対的な存在を目の前に、夕は死を覚悟した。
その時、脳裏に浮かんだ”本当に欲しかったもの”はーー…

 

 

こうして、とある代償ー夕にとっての大事なものーと引き換えに、神であり悪魔である存在は「千夜」という名を名乗り、「姉」なるものになります。
二人の優しく温かい、けれどどこか切ない生活が始まるーーーのです。

 

作者の飯田ぽち。先生はTwitterをやっておられて、この作品はインターネットでも楽しめます。
気になる方は、ぜひそちらもチェックしてみてください。ネットでしか見られないイラストもたくさんあります!(宣伝)

 

さて、いよいよここからは『姉なるもの』の魅力に迫っていきたいと思います。
姉になった「千夜」ですが、元は人外。人間の生活に馴染むため、人の姿へと変貌しなければなりません。
その姿がコチラ。

 

 

なんて……なんて美しいんだ……!

 

幼い子どもには刺激が強すぎるのではないかとすら思える圧倒的美しさ。

性の対象を超え、ある意味では信仰に近い美しさを感じたファーストインプレッション。
セカンドインプレッションがまさか、こんな…こんな美しいなんて!

 

人間の姿だからか、心なしか親近感も生まれ、あんなことやこんなことの妄想がしやすくなった気がしま…、…やめておこう。

 

そう、私が言いたいのは「千夜姉」のキャラクター的魅力!
しかも千夜姉は美しいだけじゃなく

 

 

尋常じゃないほど可愛いんです…やはり元は人ではないものなので、人間生活の普通の基準がない分、常識から大きくズレている。
そこが天然で、どこか抜けてて可愛くて……ああ、私がこの年の男の子だとしよう。こんなお姉ちゃんが近くにいたら、確実に初めてのアレの対象はきっと千夜姉だと思う。すみません、我慢できませんでした。

 

けれど夕にとっては、ずっと焦がれていた初めてに近い大事な大事な「家族」。
私みたいに、汚れきった邪な目で千夜姉を見てはいないんです。

ここで語りたい第二の魅力、「姉弟愛」!
さすが『姉なるもの』。そのタイトルが表すとおり、『姉』とは何か、おねショタの魅力を思う存分に描いています。

 

このマンガを読んだとき、知り合いの男性に「おねショタ」についてどう思うか聞いてみました。

「おねショタ好き?」
「好きだよ」
「なんで好きなの?どこに魅力を感じるの?」
「う~~ん…なんていうか………安心できるとこじゃない?男だって甘えたいんだよ。だから包み込んでくれるような優しさに触れたいんだと思うよ」

ふむふむ、つまりこういうことじゃないですか!?

 

 

柔らかい太ももに頭をあずけながら、聞く声の優しさ。
送られてくる風の心地よさ。
これを包容力と呼ばずしてなんと呼ぶのか、と私は思う。

 

そんな”お姉ちゃん”の魅力に加えて、作品の根幹である”家族”=”初めて自分をすべて受け入れてくれる存在”の尊さ。
作品全体から滲み出る、一時しか続かないであろう時間の切なさ。
1巻を読み進めるにつれて、なんとも言えない感情が胸を埋め尽くしてきて、1巻ではまだ直接的なエピソードは無いにも関わらず、思わず泣きそうになりました。

 

……とかなんとか言って、いい感じで終わることもできるのですが、やっぱりこの作品にはもう一つ、どうしても外せない第三の魅力があります!

 

夕にとっての願いーー…「お姉ちゃんがほしい」という願いを叶えることの代償である、”大事なもの”ってなんだと思いますか?
想像力を働かせてみてください。いや……フルで頭を回して働かせてください!ほらほら!想像、いや…妄想力を!!!

 

 

きた……っ(ざわ…ざわ…)

 

 

キタキタキタキタァーーーーッ!!

 

 

ーーーーーッ!!!

 

あえて言おう、この作品はちゃんと『こういうシーン』もあるのだと!!!

お姉ちゃん、えっちです…っ!

 

『姉なるもの』。本当にたくさんの魅力がある、とってもとっても面白いマンガです。
あなたもぜひ千夜姉の可愛さ、美しさを感じてみてください。
けど精気を奪われすぎないよう、くれぐれも注意してくださいね!笑

 

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姉なるもの 2 (電撃コミックスNEXT)
著者:飯田 ぽち。
出版社:KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
販売日:2017-08-25