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これ以上もうやめて!社畜リーマンに貧乏神が憑りついた!?『貧々福々ナズナさま!』

「アナタは“神”を信じますか?」

 

……あ、宗教の勧誘じゃないですよ。

「貧乏神」ってご存じですか?

日本の昔話とかに登場する、人や家に取り憑いて貧乏をもたらす神様のことです。

 

いくら神様でもそんな迷惑なことをされたらグーパンでぶん殴ってお祓いしたくなるところですが、もしも「カワイイ幼女」&「願い事を叶える力を持つ」貧乏神がいたとしたら……?

 

今回ご紹介するのは、そんなチョット変わった貧乏神と社畜サラリーマンの日常を描いたコメディ『貧々福々ナズナさま!』です。

 

 

貧々福々ナズナさま! 1 (ヤングジャンプコミックス)
無料試し読み
著者:稲葉 そーへー
出版社:集英社
販売日:2020-01-17

■あらすじ

主人公の「一色 孝雄(イッシキ タカオ)」は、終電帰りが当たり前の社畜サラリーマン。

フラフラとお疲れ状態で自宅アパートに帰ってみると、なんと家の中に知らない幼女がいました。

 

幼女の正体は「貧乏神のナズナ」。

“今日からタカオに取り憑いたんでよろしくね!”

……と一方的に話を決められて落ち込むタカオでしたが、ナズナは「自分には“宿主の願い事を叶える力”がある」ことを告げます。

 

それを聞いたタカオは半信半疑の状態で、

“ナズナ様! オレの疲れをとって下さい!”

……とお願いをしてみたところ、アラ不思議、嘘みたいに体の疲れが取れたのです。

 

神様の力に驚くタカオでしたが、次の瞬間、背後で「バゴッ」「ベキャ」「バキッ」とスゴイ破壊音が……。

振り返るとそこには「メチャクチャに壊れたテーブル」がありました。

 

そんなこんなで突然始まったタカオとナズナの同居関係、果たしてどうなることやら……?

 

■見どころ

ナズナに願い事を叶えてもらうにつれて、タカオは以下の〈ルール〉について理解していきます。

 

〈ルール①〉

願い事を叶えてもらうと、その代償としてタカオが持っている「同価値の物」が壊れる。

 

▼自分の体の疲れをとってもらった時

 壊れた物 ⇒「テーブル(¥18,000)」

 

▼通勤電車内のむかつくオッサンを懲らしめた時

 壊れた物 ⇒「腕時計(¥12,800)」

 

 

〈ルール②〉

願い事と「同価値の物を持っていない」場合、願い事は叶わない。

 

例えば、

▼一億円相当の物を持っていないのに「一億円が欲しい!」と願う。

 

 

〈ルール③〉

願い事が叶ってタカオが「福あり(喜び)」と思った分だけ、ナズナは「福印(ハンコ)」を手帳に押すことができる。

※ただし、願い事や壊れた物の価値が大きいほど福印が多く押せるワケではない。

 

▼自分の体の疲れをとってもらった時

 壊れた物 ⇒「テーブル(¥18,000)」

 押せた福印⇒2個

 (その理由:テーブルが壊れた事のショックのほうが大きかったため)

 

▼通勤電車内のむかつくオッサンを懲らしめた時

 壊れた物 ⇒「腕時計(¥12,800)」

 押せた福印⇒7個

 (その理由:オッサンに仕返しができて、かなり爽快だったため)

 

 

……といったように、「願い事が叶うメリット」と「物が壊れるデメリット」を天秤にかけて、タカオの気持ちがメリット側(喜び)に傾いた分だけ、ナズナは「福印」を押すことができるのです。

 

ナズナの目的は「福印を手帳いっぱいに貯めて“福の神”になる事」であり、そのために幸薄そうなタカオに取り憑いて、たくさん願い事を叶えさせようと迫るのですが、タカオにしてみれば「物が壊れる」デメリットがあるため、積極的に願い事をする気になれません。

 

そういった、お互いの思惑のズレによって巻き起こる「ドタバタな日常コメディ」にぜひ注目していただきたいです。

 

本作は『週刊ヤングジャンプ』にて連載中で、現在コミックス第1巻が発売中です。

 

 

 

試し読みはこちらから

 

 

貧々福々ナズナさま! 1 (ヤングジャンプコミックス)
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著者:稲葉 そーへー
出版社:集英社
販売日:2020-01-17