TOP > マンガ新聞レビュー部 > 『五等分の花嫁』の次はコレ!内気で根暗でポンコツなヒロインが超愛しいのでとにかく読んで!

『五等分の花嫁』の次はコレ!内気で根暗でポンコツなヒロインが超愛しいのでとにかく読んで!

関係性の変化で見えてくる魅力こそがストーリーラブコメ最大の面白さ!

『五等分の花嫁』が完結したことで、ラブコメ好きの読者では、新しい自分の推しのラブコメやヒロインを探している方も多いのではないだろうか。

私もその一人なのでとてもよくわかる。

ラブコメというジャンルの柱はキャラクター達の成長や恋愛関係の変化、そして何よりヒロインの魅力だろう。

ヒロインの魅力のみを切り取る短編漫画ももちろん面白いのだが、そこだけでなく時間をかけ関係性が変わっていく事でようやく見えてくる表情や言葉の変化、そして、めんどくさい所や可愛い所を漫画という媒体で感じる事が出来るのは、「軸にストーリー性のあるラブコメ」漫画ならではの要素だ。

今回紹介するのはあずまたま先生の『恋したので配信してみた』

メインストーリーは主人公とシェアハウスで同居する男女6人のラブコメ。主人公以外(主人公も???)全員が配信者としてリアルとは別のネット顔をもつギャップが魅力の作品。

第1巻がまだ発売されたばかりなのだが、柚子というヒロインの一人の魅力が凄すぎて今回紹介せずにはいられなかった。

ページが進むたびにどんどん魅力的になっていくポンコツ(褒めてる)ヒロイン

柚子はメインヒロイン枠ではないのだろう。

第1巻の表紙は白愛といういかにもメインヒロインというような美少女で本編でも彼女はその魅力をガッツリと見せつけている。

しかし今回私が注目して欲しいのはそんな彼女ではなく、柚子という内気で恥ずかしがり屋の少女なのだ。

彼女も「ぷちねこ」という名前で配信を行っているのだが彼女の特徴はリアルでは内気なのだが配信では本音を話せるということ。

そんな彼女はこの作品でそんな性格だからこそ「読者にしか見えない表情」をころころと見せてくれる。

自分より人気の配信者への嫉妬心や、シェアハウスで一緒に住む白愛に何か一つでも勝っている所はないかと心の中であせってしまうような小さな競争心、何気に支配欲がある所や気持ちの中ではいつもテンパり気味で素直になれないポンコツな性格など、せわしない程に感情が動く姿は見ていてなんだか楽しくなってくる。

そんな彼女だからこそ主人公との関係性の変化も著しく変わっていく。

画面のこちら側で読んでいる人にしかわからない感情の変化というのは漫画の最大の魅力の一つだと思う。

表情や行動、そして心の声などが伝わるからこそリアルでは知る事のない物語の繊細な心の動きを読者は体感することが出来る。

そういう意味でまさに柚子は漫画の中でこそ輝くヒロインなんだと思う。

『恋したので配信してみた』はまだまだ序盤でこれから深みを増していく作品だろう。

タイトルの意味の回収や、今後のキャラクターそれぞれの変化を楽しみにしつつ読み続けて行きたいと思う。

まだコミックス第1巻が発売したばかりなので気になった方はぜひ読んで見て欲しい。

恋したので配信してみた(1) (MFC)
著者:あずまたま
出版社:KADOKAWA
販売日:2020-03-21