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好き!だからカラダが先に動いちゃう!『ちっぱい女子と雄っぱい男子』は良きです…

こんにちは!マンガ新聞レビュー部です。

 

この世にはあらゆるおっぱいマンガがあるわけですが……

 

「ティーンズ・ラブ(=TL※)におけるおっぱい描写ってどうなんだろう」

と思い、調べてみました。

 

※:TLの解説については東西サキさんのこちらのレビューが分かりやすいので、オススメです!

 

TLではラブシーンがあるので、もちろんおっぱい百花繚乱なわけですが、今回はインパクトのあるこちらの作品をご紹介します!

 

 

恋愛に不慣れな2人のフィジカルな恋物語。

タイトルからしておっぱい百花繚乱な『ちっぱい女子と雄っぱい男子』ですが、この作品の魅力、単刀直入に言って

 

「二人とも恋愛初心者なのに頭より先にカラダが動いちゃう展開」です!!

 

ヒロインは女の子らしさに欠けるのではと気にするジムのインストラクター・百瀬。

ヒーローはそのジムに通いまくる「脳筋ナルシスト」で、なぜか恋愛はうまくいかない宗司。

 

ジムでは女の子にモテモテだけど処女の百瀬は、常連客の宗司に片思い中。

一方宗司は恋愛慣れしていない上に、百瀬のことを見た目だけで男のインストラクターだと勘違いしており、一方的にやっかんでいます。

 

そんな二人がどうやって急接近するのか。そこが既に第1巻の山場!

 

読み応えのあるところなので、敢えてネタバレはしません……が、

 

「好きだから抑えられない勢い」「相手を大事にしたい想い」

 

が、いまのところの『ちっぱい女子と雄っぱい男子』のテーマになっていきます。

 

やったー!メガネと雄っぱいが迫ってくる!

魅力的なヒーローなくしてステキなTL成り立たず。

 

ということで、ヒーローの宗司について語りたいと思います。

 

宗司は書影の通りマッチョなわけですが、31歳なのに彼女いない歴が長く、メガネキャラというのがポイント高いです。

ナルっぷり&実は真面目なところがうまくキャラデザに落とし込まれています!

 

時に自分のマッスルにうっとりしてますが、性格はイイ奴、男にはフランクに接するところが描かれているのも、百瀬との急接近につながる布石になっていて、うまくまとまっているなと思いました。

 

更に! ジムやエロいシーンで筋肉は拝める一方で、会社員なのでスーツ着てるのも完璧ですね。

特に百瀬と一晩過ごした後、出勤する姿なんて最高です(共感してくれる人がいると信じています)。

 

でも、やっぱり一番なのは、百瀬とのラブシーンで、覆いかぶさってくるコマの描写。

雄っぱいがある男性に押し倒されるという、ロマン。

しかも宗司は処女である百瀬のことを気遣ってくれる(けど性欲は抑えられない)一途な男性だなんて……。

 

これだよ、これがTLの良さだよ!

 

「勢い大事!」TLと肉体派の相性の良さ。

TLは「キスより先」が描かれているのが絶対のお約束です。

ただ、そこに至るまでの過程をいかにもっていくかがポイントです。

 

エロシーンを優先するあまり、ストーリーがおざなりになってエロに突入すると、TLにとって最も大切なときめきが発生しないのです。

 

しかし、『ちっぱい女子と雄っぱい男子』では

 

「頭で考えようとしているけど結局衝動で動く!」

 

のが、百瀬と宗司共通の思考なので、エロシーンに行くまでがすんなり、でも違和感なく読めるのです。

 

そこにテンポのいいギャグが入るので、とにかくキャラの「勢い」にうまく乗せています。

その「勢い」も、恋愛偏差値が低いゆえの、不器用さの発露なので、キュンキュンしてしまいます。

 

この「恋愛における勢い」ですが、もうひとつの側面がちゃんと描かれているのもストーリーを面白くしています。

つまり、百瀬と宗司とは真逆の、恋愛偏差値高い「即ヤれちゃう」人たち。

 

この「即ヤる側」は決して悪い風に描かれてはいないのですが、そうした人たちのスピード感も並行して描くことで、第1巻の後半では、恋愛に不慣れな百瀬の戸惑いがきっちり描かれています。

 

早く第2巻が読みたい作品です!

 

 

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