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お仕事ってこれくらいの緩さがちょうどいい?『バズマン』ここに(ひっそりと)完結!

皆さん、こんにちは、岡山でマンガのお店ならここ!コミックサロン『G.I.F.T.』の森本です。

 

ここ最近のマンガ業界のトレンドの一つが“お仕事マンガ”です。

マンガ新聞レビュアーでサイバーコネクトツー代表の松山洋さんが手掛ける『チェイサーゲーム』などの他にも、先日、舞台化のためのクラウドファンディングで、あっという間に4800万円、マンガ系クラファン日本1位という記録をたたき出し、テレビドラマ化もした『左ききのエレン』がすぐに思いつきます。

 

でも“お仕事マンガ”の多くってリアリティーが強すぎて、普段から働き過ぎな現代人の僕らが読むとちょっと重かったりする時もあったりしますよね?

今回ご紹介するこの作品はそんな“お仕事マンガ”の中でもまさに『ちょうどいい』感じのユルさでお送りするこの作品です。

 

 

バズマン (SPA!コミックス)
著者:かっぴー
出版社:扶桑社
販売日:2018-03-02

 

 

『バズマン』は、前述の『左ききのエレン』の原作を描くかっぴーセンセイが2016年から2018年にかけて『日刊SPA!』で連載していた作品でこの度第2巻がようやく刊行されました。

 

物語の主人公は大手広告代理店からIT広告会社・バズマンに転職してきた「ポス太」。

 

同じ広告会社ではあるものの、似て非なる業界でポス太は忙しい日々を過ごしながら、“バズり”という結果にコミットするために働きます。

作者のかっぴーセンセイは元広告代理店勤務のため、本作には「広告業界あるある」なトピックが散りばめられつつ『左ききのエレン』や原作を務める『アントレース』のようなシリアスな感じではなく、お話も絵柄も緩い感じのギャグテイストで進んでいきます。

 

かっぴーセンセイの真価はシリアスな物語以上にコメディタッチの作品を描がけること、そしてそれがちゃんと面白いところだと思います。

 

第1巻の時点でいい感じで終わっていましたが、その後の連載をまとめた第2巻が2年ぶりにやっと刊行されました。

第2巻でも新キャラが登場したり、世相を反映したギャグ感満載でいい意味で悪ふざけしていましたが、ラスト三話はあの作品からのアノ人が出てきたりと流石の展開です。

 

現代劇としてのここまで完成度の高くて共感力のあるギャグマンガはなかなかありません。

なのに全然知られてないなんて!

この作品をみんなで“バズ”らせましょう!

 

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バズマン2 (SPA!コミックス)
著者:かっぴー
出版社:扶桑社