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世の中ポイズン!令和の今だからこそ伝説の『MMR』のことを紐解いてみようと思う。

巷では、コロナウイルスが猛威を振るっており、街から人がいなくなったり、いろんなイベントが中止や延期になったりと、日本中が大変なことになっています。

 

こんな世の中になってくると、僕はあるひとつの作品を思い出します。

それは、かつて当時の小中学生の不安と好奇心を煽りまくった作品。

それがこの作品です。

 

 

 

 

『MMR(=エムエムアール ・マガジンミステリーちょうさはん)』は1990年から1999年まで「週刊少年マガジン」にて不定期連載をしていた作品です。

 

物語の粗筋はキバヤシをリーダーとするMMR(マガジン・ミステリー・ルポルタージュ)のメンバーが様々な超常現象を取材して、それを科学的な視点から解明しようとするのが最初期の流れで、中盤から後期にかけては読者からの投稿を検証したり、かの有名な『ノストラダムスの大予言』の解明などに挑みます。

 

実在の人物として霊能者の宜保愛子さんや科学者の大槻教授、占い師の鏡リュウジ氏などが登場しています。

 

当時の社会風俗のことを少し補足すると90年代にはTVの二時間番組では霊能力や超常現象を検証したり、徳川埋蔵金を発掘する!なんて番組がゴールデンタイムに放送されることが多い時代でした。

そんな中で前述の宜保愛子さんや織田無道さんといった特別な力を持つ(と言われていた)人たちが出演され、その対角線上に大槻教授のような、科学者が立って議論をしていました。

 

また作中でのメインテーマのひとつにもなっている『ノストラダムスの大予言』ですが、これはかつて日本国内でも実際に沢山の書籍などが刊行されるほどのちょっとしたブームにもなったもので極々簡単に言うと

 

“1999年の7月に恐怖の大王が降りてくる”

 

という内容の詩がノストラダムスの詩編の中にあるということでした。

まぁ、これに関してはちゃんとしたものからトンデモな内容のものが当時沢山ありましたが、結果として特に何も起こらなかったため、その後はノストラダムスに限らず、前述したような超常現象ブームは、あっという間に終息していきました。

 

ただ当時のそんなブームの一端を、この『MMR』という作品が担っていたという側面が少なからずあったと個人的には思っています。

当時小中学生だった今の30代後半~40代のマガジンっ子は結構影響を受けていると思います。

テレビドラマにもなってましたしね! うん、そうだ! 間違いない!

 

令和の現在に改めて本作を読み返してみると、確かにトンデモ本と言われるような作品だと思います。

しかし、当時の子どもたちは結構本気で信じてたんじゃないでしょうか?

信じてたというか、もっと正確に言うとひとつひとつのエピソードに“ワクワク”していました。

 

UFOの発見やキャトルミューティレーションに超能力戦士など、第1巻からぶっ飛びまくり、さらに第2巻からは「ノストラダムスの大予言」から「ハルマゲドン(=最終戦争)」の予言をしたりと、どの巻においても瞬間風速はつねに最高速度です。

 

連載開始当時はもちろん、インターネットもないし、こういった内容の書籍も身近ではありませんでした。

そんな時代にマンガで語られる常識では測れないような数々の怪異現象や超能力など、未知の出来事に挑むMMRメンバーたちの戦いはまさに現代でコロナウイルスという未知のウイルスに翻弄され、右往左往する人類のようでもあります。

 

世の中にはまだまだ不思議なことが沢山あります。

僕たちは“知らない”からこそ“恐れ”を感じます。だからこそ今一度、冷静に物事を見るために、基礎知識として『MMR』が歩んだ道を見直してみるのもいいのではないでしょうか?

 

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