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その夢は夢のままか?『チェイサーゲーム』を著者自らがレビュー!

漫画『チェイサーゲーム』の原作の松山洋です。
(今回はちょっと特殊ですが著者によるレビューを書かせていただきます)

 

本作はファミ通ドットコムで隔週連載中の“ゲーム業界を舞台としたお仕事漫画”です。

 

過去、何度か別の方にもレビューしていただいています。

 

 

 

 

改めて確認してみると『チェイサーゲーム』の単体レビュー記事だけでなんと5つもありました。(レビュアーの皆様ありがとうございます!!)

 

『チェイサーゲーム』のちょっと変わった構成

さて何かと業界内外で話題となっている本作ですが、実はちょっと変わった構造があります。

 

単行本3巻が発売されたばかりの『チェイサーゲーム』は、ちょうどここから第二部にあたる“学生編”がスタートしています。

 

単行本の1巻・2巻は第一部で“現代編=会社編”が展開されています。

 

まとめるとこういう構成です。

 

第一部【背徳の掟編(現代編)】*単行本1巻・2巻

ゲーム開発会社に入社して10年経った主人公龍也がある日突然シニアという管理職を任される所から物語はスタートしています。

クリエイティブなイメージのあるゲーム会社における中間管理職としての板挟みのような苦悩と、理不尽に翻弄される様は、読んだ読者から“リアルすぎて胃が痛くなる”と評判(?)でした。

 

第二部【夢幻の心臓編(学生編)】*単行本3巻・4巻(予定)

舞台は13年前に遡り、まだ学生時代の主人公ユーキやタツヤがどうやって学生時代を過ごし、どんなきっかけでゲームクリエイターを目指して成長していったのか? という青春時代を描いています。

わりとわかりやすい王道展開です。

 

第二部の“学生編”を読まれた方からの感想としていただくのが、「物凄く読みやすい」「初めて主人公たちに感情移入出来た」「むしろ学生編を第1話として読みたかった」とこういった内容が多かったです。

 

また同時に逆の意見としては「ぬるい!もっと第一部の時のような胃が痛くなるリアルさが欲しい」というものもあります。

 

まぁどんな作品にもそれぞれの読者によって賛否が分かれるのは良いことだと思っていますので、どちらの意見も有難く頂戴しております。(もちろん今後の参考にさせていただきます)

 

そもそもなぜこういった構成にしたかというと、第一部でまずは“どういう刺さり方をする漫画なのかを宣言したかった”という思いがあります。キャラクターの掘り下げはその後にやっていこうと思って第3巻から第二部の“学生編”を始めました。

 

単行本で読むと全然違和感は無いと思いますので良かったらまとめて読んでください。

 

今後の展開について

今後も含めた先の構成をこの場を借りてお伝えしておきますと……

単行本5巻に収録される話数から第三部がスタートして再び“現代編”に戻ってくる予定です。再び主人公龍也達がゲーム会社で起きる様々な大問題と向き合い闘うことになります。(ジェネラリスト&スペシャリスト問題から社内恋愛まで描いていきますのできっとまた胃が痛くなると思います)

 

その後に第四部でまた“学生編”をやってそれから最終章にあたる第五部“現代編”を描いて『チェイサーゲーム』は完結する予定です。(全五部構成です)

 

過去と現代を交互に描いていくので、読んでいる方が混乱しないように様々な工夫としかけもしていきますから、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。

 

“夢を夢で終わらせない! けどそのためには相応の代償と覚悟が必要だ! 夢ってのは残酷なんだよ! 願っても願っても届かなくてもそれでも前に進む勇気と力はあるか?”

 

ぜひ未読の方は読んでみてください。

 

 

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