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【レビューランキング】連載早々話題の『AV男優はじめました』が1位に!冷やし中華かよっ!

みなさん、こんにちは。マンガ新聞編集部です。

本日は2/10(月)~2/16(日)で最も読まれたレビューTOP3をご紹介いたします。

第1位:『全裸監督』の次はこの作品!『AV男優はじめました』

 

AVとはロマンである。

 

というわけで、皆さんこんにちは。マンガも好きだけどAVも大好きな私です。

 

マンガという枠組みの中で、いわゆるアダルト作品や同人誌だと“AV”を題材にした作品というのは、まぁそんなに珍しくないですし、一般作品でもそれに近い作品も近年では増えてきたと思います。

AVって言うよりは風俗系のものが多いですね。

 

現実の世界に目を向けてみると、近年では特にインターネット系のテレビなどで、セクシー女優さんがアシスタントや司会として出演される事も多い世の中になりました。

 

そんなこんなで、今回ご紹介するのはAV業界を舞台にした作品です。

そして主役になるのは女優さんではなくて、もう一方の主役でもある「AV男優」さん。

タイトルはズバリ……

AV男優はじめました

 

 

作者は実際に250本以上のAV作品に出演をした経験を持つ、蛙田エレファンティさん。

 

 

つまり、このお話ほぼ実話ベースのドキュメンタリー系のエッセイマンガというジャンルです。

 

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連載開始から日が浅いため、単行本化はまだですが、現在くらげバンチにて公開中!

AV男優の知られざる苦労や気になる収入など、興味のある方は一読してみてください。全話が読める今がチャンスです。

 

第2位:「キレる17歳」世代の抱える閉塞感と性の闇が深すぎる『愛と呪い』

愛と呪い 1 (BUNCH COMICS)
無料試し読み
著者:ふみふみこ
出版社:新潮社
販売日:2018-06-09

 

――以下、レビュー本文より転載。

 

こんにちは。神保町にある「漫泊=一晩中マンガ体験」MANGA ART HOTEL代表の御子柴です。

今回は『ぼくらのへんたい』『女の穴』などドキッとするタイトルでジェンダーに踏み込んだ内容の作品を描く、ふみふみこ先生の半自伝的な作品『愛と呪い』をご紹介します。

 

1982年生まれ、「キレる17歳」世代の筆者。

酒鬼薔薇聖斗事件。

阪神淡路大震災。

オウム真理教事件。

……平成に起こった事件を客観的に、時に主観的に見つめ、それらとともに存在し続けた自らの“闇の日々”を真っ正面から描いています。

 

 

©ふみふみこ/新潮社

 

©ふみふみこ/新潮社

 

 

父からの性暴力と、それを笑って放置する母親。

学校内での孤立。

新興宗教。

援助交際。

また、家庭も学校も新興宗教の教えという呪縛の中で、幼少期・思春期に受けたトラウマに縛られながら、高校生活からアラフォーの現在までの日々が描かれていますが、周囲にいる人や社会に対する主人公のドス黒い憎しみが、読んでいて胸が苦しくなってきます。

 

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全3巻。平成に起きた事件に寄り添うがごとく、主人公の闇……性的虐待、新興宗教の強要、援助交際、殺意、裏切り……が淡々と描かれていますが、目に焼き付くような描写もあり、ふみふみこ先生の人間としての業を感じさせる作品です。

 

 

第3位:終わらない虐待の傷。自殺した友人の遺骨抱えて旅に出る『マイ・ブロークン・マリコ』

マイ・ブロークン・マリコ (BRIDGE COMICS)
著者:平庫 ワカ
出版社:KADOKAWA
販売日:2020-01-08

 

平成30年の一年間に、全国212カ所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は159.850件(速報値)、過去最多の件数が確認された(厚生労働省)。 

 

私たちの目に飛び込む、凄惨な虐待の結果、命を落とす子どもたちのニュースの数々は、自らの生活からは見えづらい自宅という世界で、泣き叫び、助けを呼ぶこともできない子どもたちの存在を知らしめる。 

 

では、自宅から飛び出し、直接的な虐待から逃れ、大人になったらすべては解決するのだろうか。

奪われた尊厳は、ある環境から脱出しただけでは取り戻すことは簡単ではない。「虐待サバイバー」は、過去の虐待で受けた心身の傷とともに生きている。そしてときに自らの生命を終わらせる。 

 

小学生で母親を奪われ、中学生で奴隷のように扱われ、高校生になると強姦され、自尊心を奪われ続けた親友イカガワマリコが自死したニュースがラーメン屋のテレビから流れた。

主人公のシイノに思い浮かんだのは、体中を父親にボコボコにされ、常に「自分が悪い」ことに苦しみながら笑うマリコのことだ。 

 

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1巻完結作品だというのに、どれほどのテーマがこの作品にはつまっているのでしょうか。

ランキング常連レビュアーである、認定NPO法人育て上げネット理事長・工藤啓さんは、社会問題を反映した作品をいつもレビューしています。

 

今回は「虐待」というシリアスなテーマ。

自分には関係ない……本当に?

虐待の末、自死したマリコはだたのフィクションにすぎないのでしょうか?すぐそばに、あるいはあなたの中にも、傷ついたマリコはいるのかもしれません。

 

 

* * * * *

 

 

以上が2020年2月10日~2月16日のTOP3レビューです。いかがでしたか。

 

今回のランキングをまとめるとするならば【性】がキーワードとなっているのではないでしょうか。

明るくAV男優をエンジョイする生き方もあれば、性的虐待を受けながら生きるという殺伐とした苦しみもあります。

 

マンガには誰かの人生が描かれています。そして伝えたいテーマがあります。

みなさんが読みたい物語はありましたか。

 

 

さて、次週のTOP3レビューはどの作品になるのでしょうか。

来週も【週間レビューランキング】をお楽しみに!