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マッドサイエンティストが例のアレをやり放題!新感覚の「笑っていいの?」なギャグ漫画参上!
レビュー執筆者:miyamo

ギャグ漫画『カガクチョップ』

 

本日は「COMICメテオ」で2019年10月末をもって完結した『カガクチョップ』を紹介しよう。

 

カガクチョップ(1) (メテオCOMICS)
著者:カヅホ
出版社:フレックスコミックス
販売日:2018-03-13

 

 

舞台は、とある高等学校の科学室。

 

たくさんの器具に囲まれ、白衣をまとったメガネっ子が「フフフ」と笑みをもらしながら実験をおこなっている。そこから期待どおり(?)ドカーン! と大爆発が発生するも、想定内だね……とクールにきめたその少女こそは科学部部長・鈴園沙衣。いわゆるマッドサイエンティストである。

 

そこへ「コラー!! 科学部ー!!」と怒鳴り込んできたのがクラス委員長の長倉蓮

 

同じくメガネっ子でいかにもルールに厳しい真面目キャラの風情だが、成績が意外と悪かったり委員長というだけで態度がデカかったりと、どこかポンコツなところがある少女だ。そもそもクラス委員長だけど沙衣とはクラスが違ってたりする。

 

怪しさ満点、危険度MAXな発明なんでもござれの科学少女が、薬品やら装置やらロボットをこしらえては試作品のモニターとして協力したクラス委員長がえらい目にあう黄金パターンの数々が、きょうも校舎の片隅で巻き起こる……。

 

ダイエット用の腹筋ベルトが爆発物になっており、「一瞬でお腹の脂肪もスッキリで体重もドカンと減るよ!」とシャレにならないジョークをかますなど、下手すれば死ぬ……というか本当に死ぬオチがつくシチュエーションもざらな、一話完結エピソードを次々くりだすコントの容赦なさは、作者がかの『キルミーベイベー』カヅホ先生だからと言えば納得のはっちゃけぶり。

 

読んでいくうちに読者もだんだん感覚がマヒしてきて、吹き飛ぶ・刺さる・折れる・落ちる・浴びる・打撲などなど、次は一体どんな“ヒドい目”をもたらすアイテムが出てきて、キャラクターがどんな被害にあうのか楽しみになっていくのがなんともコワい。

 

スプラッタを明るくカジュアルな笑いに転じるうえで、マッドサイエンティストというのが大変に便利な題材なのがよくわかる一作となっている。爆破オチや事故の起きる理由づけがしやすいもんねえ……。

 

個人的に好きなのが、節分に鬼役のかぶった仮面の両目の穴の位置を精確に計算して、眼に豆を撃ちこむ機能つきの豆鉄砲というやつ。説明だけで声出して笑ってしまいました。

 

なお、本作はもともと同人作品だったのが出版社に声をかけられて、2011年から「FlexComixブラッド」でWeb上の商業連載化、のち2012年に「COMICメテオ」へ移籍したという経緯がある。単行本は2019年12月11日に、最終の第6巻が発売された。

 

同人版も収録されるそうで、Webで本編ラストまで読了済みでも改めて購入する価値があるだろう。

 

 

カガクチョップ(6) (メテオCOMICS)
著者:カヅホ
出版社:フレックスコミックス
販売日:2019-12-11

 

 

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