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枕営業だけじゃない!?経験こそが身を助く!『15歳、プロ彼女』から学ぶ人生成り上がり術

最近、ギャル文化っていいなって思ってます。

慶應義塾大学東大大学院でAV女優からーの日経新聞記者っていう振り切ってる鈴木涼美さんもギャル上がり。

年収8000万のYouTuberねこあやさんもギャル上がり。

 

鈴木さんの頭がいいことは著作を読めばすぐに分かるけど、ねこあやさんも、取材したらこれまたかなりの切れ者でした。取材中に感心して何度ため息ついたことか。

 

やっぱり、老若男女問わずあらゆる人と関わってる人って、人間ができている気がします。

 

もちろん人から学ばない人もいるんでしょうけど、多種多様の人と関わるのって、人間関係のスキルを見直す素晴らしい機会になるみたいなんですよね。

 

ギャルとはちょっと違うんだろうけど『15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~』(大久保ニュー/ふめいちゃん)のメイちゃんも、かなり頭の切れる女の子です。

 

 

15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~ 1巻 (女の子のヒミツ)
著者:大久保ニュー,ふめいちゃん
出版社:アムコミ
販売日:2017-10-02

 

 

メイちゃんは、売れないアイドルでした。しかしお金持ちのおっさんたちが開く乱交パーティに呼ばれ、枕営業への道が開かれると、そこからどんどん人脈を広げていきます。

 

作品では、芸能界の裏側も面白いんですが、メイちゃんが様々な人と関わっていく中で学んでいくコミュニケーション術もまた見どころです。

 

売れないアイドルがなぜ売れないままなのか、ステキな人はどこが魅力なのか、落ちていく人はどんな思考なのか、メイちゃんは人と出会うたびに考えていきます。

 

 

©大久保ニュー/ふめいちゃん
悲愴感、分かります! 不幸好きは不幸を呼ぶんですよね。

 

 

もし自分の周りに、いつも文句を言ってるダメな人しかいなかったら、社会はそういうものだと思ってしまうかも。
もし自分の周りに同年代しかいなかったら、なにをしたらどうなるか、未来のことなんか何にもわからないかも。

 

若者から年寄りまで、社会で活躍する人、落ちていく人の両方を見ているから、比較ができるんでしょ。

多種多様な人と交流を持つって、めっちゃ大切だと思うんですよね。

それを10代のうちから体現しているギャルたちって、素晴らしい! って思うんです。学校や塾に行ってるだけじゃ、こうはなれない。

 

メイちゃんがあらゆる人と関わって人間模様を観察し学んでいく様子は、芸能界と縁のない人生を送っていても、かなり参考になります。

 

男性との関わりから学ぶこと

メイちゃんは、精神的に擦り切れずに誰とでもセックスできます。

誰と、何人とやっても、それでお金をもらっても、悲観的にならないんですよ、これは羨ましい。

悲観的になるならやめたほうがいいですが、なんとも思わないならガンガンやったっていいですよね。ちなみに私は多分無理です。

 

で、その結果メイちゃんは、人を操る手腕がものすごーーーく長けてるんです。

 

男にナイフで脅されて、ホテルに連れ込まれるシーンがあります。

あわや襲われる⁉ というところまできて、「あれ、キスが下手くそだな」とか冷静に相手をプロファイルしていき、無理矢理襲われるのを回避したどころか、犯人に感謝されてお金までもらってるんです。

 

 

©大久保ニュー/ふめいちゃん
切羽詰まってるときに冷静になれるのは場数こなしてるからでしょ!

 

 

なんですかその魔法みたいなスキル!

しかもその後、輪姦されそうになるところを嘘八百ですり抜けてるし。

 

乱交OKだからといって、レイプがOKなのとはまた別なんですよ、性的同意って大事。

こんな高度な危機回避のスキルがつくならギャル体験・乱交体験むしろメリットじゃないですか? 

 

そーいや昔、女子大生から「和久井さんってぇ、50人も60人も経験ありそう♫」とか言われたことあるけど、なんだか中途半端な数だなあ。

 

本人は貶したつもりらしいけど、やろうと思ったって普通できないし、今は褒め言葉として受け取ってます。そんなに体験してないけどね!

 

不特定多数と関係を持つことや不倫を勧めるわけじゃないし、人を傷つける行為はするべきではないけど、なんにしても、なんでも経験は多いに越したことないと思うんですよね。

ああ、私もこの少女マンガ脳さえなければ!

 

 

経験こそが人間力の高さになる

突然ですが、お友達のうちに2歳の息子がいます。これが見るたびに笑ってしまうんですよね。

 

だってものすごーくささやかなことで真剣に泣くんだもん。すごい! こんなに必死な人は普段なかなか見ないかも! 

 

この前は、半分に割ったおいなりさんからお米が見えていると言って「イヤだー」とギャン泣きでした。大人でこんな人、見たことないです。

 

なぜ大人はおいなりさんの皮が剥けても泣かないのでしょう? そもそもおいなりさんを半分に割ったら皮は足りなくなるし、世の中、自分の思い通りにならないこともたくさんあるし、それよりももっと辛いことをたくさん経験しているからですよね。

 

性体験もそれと同じっぽいです。メイちゃんは、何人もの男性とサクサク関係を持つことで、男で傷つかないようにもなっていきます。

 

一流(っていうのも変だけど)のギャルやプロ彼女たちは、おっさんどもから金を巻き上げるだけではなく、知識も吸収していくんですよ。

 

おっさんだけではなく、すごく素直に年上の女性たちにはいろいろ質問して、教えを請うているんですよね。人からからかわいがられるって大事。

そして、どんどん前へ進めます。

 

この作品を読むたびに、あー、メイちゃんに弟子入りしたい! と思うのです。

 

そして、本当に性に対する意識は年齢関係なく、「人それぞれ」だなあと思いました。いくつになってもウブな女はウブなまま。

 

メイちゃんが身体を張って経験して、得た技術をマンガを通して学べるという、めっちゃお得な指南本なんです。
ともかくこれからも続きを楽しみにしております。

 

 

 

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