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2020年に宇宙部隊が創設されるって知ってた⁉防衛省公式マンガが面白すぎた!

先日、ぼーっと東京メトロ半蔵門線に乗っていたところ、ある吊り広告が目に飛び込んできました。

 

 

 

 

宇宙防衛大作戦⁉

 

なんだ、この、大昔のSF雑誌が醸し出していたようなオーラの雑誌は!!

懐かしいデザインっていうか、そこはかとなくダサみがあるというか……

 

超気になってさらによーく見たところ……

 

【防衛省オフィシャルマガジン】って書いてあるではないですか!!

 

ガチのやつじゃん!!しかも………

 

 

 

 

マンガ!!

 

つまり、防衛省による宇宙防衛大作戦が「マンガ」で描かれていると⁉

こいつぁマンガ読みとしてチェックしないでいられようか、いやいられませぬ!!

 

と、鼻息荒くして検索したところ、Amazonにちゃんとありましたよ、防衛省オフィシャルマガジン「MAMOR(マモル)」!!

 

 

MAMOR 2020年3月号
著者:#author
出版社:扶桑社
販売日:2020-01-21

 

 

電子版も出ていたので迷わず購入。読んでみたところ、このマンガがめちゃくちゃ興味深いものだったんです……!

 

防衛省オフィシャルなのにライトすぎる語り口!!

まずはマンガ「宇宙防衛大作戦!」のあらすじをご覧ください。

2020年、航空自衛隊に宇宙作戦隊(仮称)を編成する、と防衛省が発表しました。が、自衛隊は宇宙でどんな任務を行うのか、よく分かりませんよね?そこで、マモル編集部では、専門家に取材した上で、「たぶんこんな任務なのでは?」という想定を元に、架空の部隊を創設し、その活動をSFマンガに仕立てました。物語のステージは近未来。新任の鈴木ナナ隊員が、宇宙作戦隊の司令室を訪れるところから始まります。さあ、はるかなる宇宙へ!(「宇宙防衛大作戦!」より引用)

 

「たぶんこんな任務なのでは?」って! すごいライトだなおい!! 防衛省オフィシャルマガジンなのに、この軽い感じ、嫌いじゃない…!

 

さらにライトなジャブは続きます。

 

主人公がめっちゃ親近感湧くリアルなキャラに寄せられているんです。

物語の主人公は、自衛隊宇宙作戦隊司令室にやってきた新任の女性隊員、その名も【鈴木ナナ】。バラエティで大活躍している、あの鈴木奈々さんから生まれたキャラクターなんです!!

 

このマンガが掲載されている「MAMOR」3月号の表紙で敬礼しているのは、他ならぬ鈴木奈々さんご本人!! 市ヶ谷駐屯所内で撮影された巻頭グラビアも鈴木奈々さんなんです。

ということから、マンガ「宇宙防衛大作戦!」の主人公の鈴木ナナ隊員も、鈴木奈々さんから誕生したキャラだと推測できるのです。

 

松本零士先生の右腕、板橋 克己先生による本格的なメカ描写!!

この作品、とにかく衛星や戦闘機、司令室などのメカニックな部分の描写が本格的!それもそのはず……この作品を描いているのは、あの松本零士先生のもとで、数多くのメカデザインを手がけてきた板橋 克己先生なんです!!

「宇宙戦艦ヤマト」シリーズや「銀河鉄道999」で数々のメカデザインを手掛けたその手で、未来の自衛隊を描いているなんて! 防衛省の本気の魂、確かに受け止めたっ!

 

もちろん、未来の自衛隊宇宙部隊の役割も分かる!

近未来の自衛隊宇宙作戦隊司令室にやってきた新任の鈴木ナナ隊員。彼女が目にしたのは、「日本の画像処理衛星にスペースデブリが接近する」という大ピンチの場面。

他にも、弾道ミサイルが発射される兆候をキャッチしたり、スパイ衛星が接近してきたりと、宇宙空間は危機に満ちていました!

 

こんな、未来に起こりうる宇宙での諸問題に対して、自衛隊にはどんな活躍が期待されているのかが、読むとちゃんと分かる内容になっています! さすが防衛省オフィシャル!!

 

っていうか、雑誌「MAMOR」そのものが濃すぎる…!

ねえ、「MAMOR」そのものが面白すぎたんですけど…!

濃い。尋常じゃないくらい、濃ゆい。

  • 宇宙防衛大作戦
  • 皇室行事を支援する自衛隊
  • ラグビー日本代表チームが陸自式訓練を受けていた話

というような硬めのテーマから、

  • 全国の自衛隊員行きつけの食堂紹介
  • 結婚相手募集している自衛官の紹介
  • 自衛隊キャラクター占い

と、かなり柔らかいコーナーまで盛りだくさん!

 

ちなみに、9月25日生まれの私の占いキャラは「過去を引きずらないタイプの輸送ヘリ」とのことです。輸送ヘリて!!

 

ちなみに、バックナンバーをさかのぼってチェックしてみたところ、「MAMOR」2019年2月号のテーマは「このマンガ&アニメで自衛隊がよくわかる!」でした!

 

 

MAMOR(マモル) 2019 年 02 月号 [雑誌] (デジタル雑誌)
著者:MAMOR編集部
出版社:扶桑社
販売日:2018-12-21

 

 

この号も、マンガ読みにとって実に最高な一冊!!!

 

自衛隊入隊の参考になるマンガやアニメの紹介、自衛官92人がすごいと感じる自衛隊の描写などが、たっぷり紹介されているんです。

「各部の部品が落下しないようにビニールテープでグルグル巻いた64式小銃」

「恐竜を倒すときでも、きちんと後方確認して打っていた」

など、素人には褒めているかすらよく分からない各コメントが、めちゃくちゃ熱くて楽しすぎですから!

 

さらに、逆に自衛官から見た「こんな自衛隊、あり得ない〜!」を紹介するコーナーも秀逸。

「F-15戦闘機のGのかかり方が大げさすぎる。そこまでではありません」

「潜水艦が90度の垂直に浮上するのはあり得ないです」

など、とんでもなく専門性の高いツッコミが最高で、これまたよく分からないけど隅々まで熟読しちゃう面白さ!

 

そんなこんなで「MAMOR」を2冊も読んじゃったもんですから、なんだかすっかり自衛隊に興味が湧いてしまい、とりあえず市ヶ谷の防衛省内の見学ツアーに申し込んでみようと思ったのでした。平日開催ですが、誰か一緒に行きませんか!?