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埼玉って貧乳県?『埼玉の女子高生ってどう思いますか?』

何もない県、ダサい玉とイジられがちな埼玉県。
このレビューを書いている私は埼玉で生まれ育ったが、出身県を嘲笑されても慣れすぎて「だから何?」と笑うくらいだ。

おおらかな県民性なのか、鈍感力が強大なのか。悪意あるイジりも広い心で受け止める人が多い気がする、埼玉県民。

 

女子高生ってピュアすぎる

この作品は、タイトルどおり「埼玉の女子高生」の物語。

とはいえ行田市という県中央部や東京とちょっぴり地理的距離のある高校生の日常を描いている。

 

「私がイモいのは埼玉県民だからか?」と主人公のひとりである埼玉県民歴16年の女子高生・白鳥 小鳩がつぶやく。

いくらなんでも卑下しすぎだが、それくらい埼玉県民は幼いときから「埼玉県民であることは恥ずかしいことではないのか」と気に留めているのがわかる。オトナになれば笑いながら流せるが、多感な思春期においては少々心の引っかかりなのだ。

 

埼玉貧乳問題って?

第1話にて、「女の子の全都道府県別バストサイズ」のデータを取り上げている。結果、「埼玉県のみが平均Aカップ」らしい(第1巻注※2012年3月LCラブコスメ調べ)。

最近はそうなのか、なるほど……。

 

私が埼玉の女子高生だった頃は、自分を含めて周囲にそれほど貧乳女子はいなかった。むしろ豊満、巨乳寄りだったとさえ思えるくらい。

 

ちなみに私の高校の先輩に、90年代に人気を博した元AV女優・Iさんがいる。

いわゆる男好きするエロボディが魅力的な女性だ。

私は高校時代に男子バレーボール部のマネージャーをしていて、我々が練習していた体育館の隣のコートには女子バスケットボール部がいた。

そしてそのIさんは女バス部副キャプテン。可愛くて優しくてカッコよくて憧れの先輩!だった。故にその後のご活躍の衝撃といったら。

あぁ、〇〇〇先輩(TT)

 

地味に誇れる観光資源や産地モノ

埼玉県民ならほぼ知らぬ人はいない銘菓「十万石まんじゅう」、今では全国区「ファッションセンターしまむら」、埼玉県名発祥の地「さきたま古墳群」等、ご当地ネタがエピソードの中で紹介されている。

 

埼玉県出身、あるいは絡んで生きている、もしくは興味ある方々は、本書を読んでみると、懐かしさや埼玉県民性、そしてあらためて埼玉の良さを見直してみる機会になるかもしれない。

 

 

埼玉の女子高生ってどう思いますか? 3 (BUNCH COMICS)
著者:渡邉 ポポ
出版社:新潮社
販売日:2019-12-09

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