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「レズ風俗」の次は「酒」!人生のドツボにハマった作者にホリエモンがモヤる。

『現実逃避してたらボロボロになった話』の作者・永田カビは、自身のレズ風俗体験をカミングアウトしたエッセイ漫画『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』で、でスマッシュヒットを飛ばした「自分の人生切り売り」系の漫画家と言えるだろう。

 

 

『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』のレビューこちら

 

 

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
無料試し読み
著者:永田カビ
出版社:イースト・プレス
販売日:2016-06-17

 

 

しかし、その悪影響で家族に迷惑をかけて自己嫌悪に陥り、「エッセイ漫画ではなくフィクション物を描こう」と葛藤し、苦しむところからこの物語は始まる。

 

なんというか……精神的にも肉体的にも比較的弱い系の人たちは、各種依存症になりやすい傾向にある。

 

私などはどんだけ深酒しても一晩ちゃんと寝れば翌日にはスッキリ回復している系の人間で、精神科のお世話にもなったことがないし、依存症にもなりにくいのだが、この漫画の作者はまったくの逆パターン。

酒に溺れて最終的に急性膵炎になってしまい、入院の憂き目に遭う。

 

私もつい先日、20年以上ぶりに、たいそうな量を飲んで腹痛になり、急性膵炎か?と疑い病院で検査を受けたが、肝機能の数値は至って正常。

単なる胃炎だったことが判明。

 

そんな感じで自分は丈夫で良かったけど、この作者はマジで大変だろうなぁという感じなのである。

 

基本的には入院している時の大変な治療のプロセスや、漫画家としてのエッセイ漫画を描くことの是非への葛藤など、出口のなかなか見えない闇をずっと描いている。

 

まあ、『さびレズ』と似たようなモヤモヤ感が続くんだけど、世の中にはこんな人もいるんだということがわかる。

 

そういう人たちはいわゆる「ちゃんとした人たちからの無言の圧力」を受けており、これからもずっと苦しみ続けるのだなぁ、というディストピアな一生なわけである。

まあ、おれはそっち側ではないけど!

 

そして漫画の終わり方もあんまり救いがない感じだし、なんかあの卯月妙子さんに相談してたりして、なんとなくあんまり良くない方向に向かってる気がする感じがモヤモヤする。

 

まあ、そんな漫画なんだろうけどさ……。

 

 

現実逃避してたらボロボロになった話
無料試し読み
著者:永田 カビ
出版社:イースト・プレス
販売日:2019-11-07

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