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【レビューランキング】第1位:バズりまくった『BEASTARS』、第3位:『鬼滅の刃』!第2位は!?

 

みなさん、こんにちは。マンガ新聞編集部です。

本日も、先週(11/25~12/1)、最も多く読まれた記事TOP3をダイジェストで紹介します!

今回ランクインした作品はどれも連載開始から日が浅いものが多く、ここ最近ンの漫画業界のトレンドを顕著に表したランキングであったと思います。

 

それでは早速ご覧いただきましょう。今週のBEST3はこちら!

 

 

第1位:きっとあなたも遠い昔に失ったものを思い出す。『BEASTARS』

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)
無料試し読み
著者:板垣巴留
出版社:秋田書店
販売日:2017-01-06

 

(以下、レビュー本文より転載)

 

こんにちは! 東京ネームタンク代表のごとう隼平です。
マンガ文法を広め、マンガ作りをもっと楽しいものにしていくために、マンガスクリプトドクターとしてYoutubeも更新中です。漫画家視点、マンガの制作側から見てオススメの漫画をご紹介して参ります。

今回ご紹介するマンガは…

『BEASTARS』(ビースターズ)

2019年の10月からアニメも放映され今注目の作品です。
名だたる賞もたくさん獲得しています。

 

『このマンガがすごい!2018』(宝島社)オトコ編 第2位
第11回マンガ大賞大賞
第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞
第22回手塚治虫文化賞新生賞
第42回講談社漫画賞少年部門
〈「ウィキペディアより〉

 

また作者の板垣巴留先生は同じく週刊少年チャンピオンの看板作品『グラップラー刃牙』の板垣恵介先生の娘であるということでも話題ですね。チャンピオンに親子対談が特集されてもいました。

今回記事を書くにあたって親子作品を比較したりすることも一瞬よぎったのですが、この作品の前にはあまりに野暮。今回は『BEASTARS』から、他の漫画にはない唯一無二の魅力をお話しします。

 

 

・ファンタジー作品と誰も思わないくらい、リアリティのある世界観

 

本作の魅力はその世界観にある、というのは誰しも認めるところと思います。名門校の学生生活。

生徒たちは言葉を喋り制服を着こなす草食動物と肉食動物です。

どう考えてもこの人間社会とは違うファンタジーの世界設定ですが、そこには生々しいまでのリアリティを感じさせられます。

それができている理由は……「負」の部分がしっかり描かれているから、ではないでしょうか。

冒頭から、食殺事件が起こり、肉食動物は草食動物たちに避けられます。

 

 

©︎板垣巴留(秋田書店)2017

 

 

ファンタジー作品をどう描くかは漫画家の自由です。漫画家の空想や妄想をそのままに「なかよしどうぶつの国」みたいになんの不都合のない世界を描いたって本来は問題ないはずです。

 

しかし『BEASTARS』の世界では、仲間の中に食う食われるの関係、そして不条理がある。
このことが「ああこれは空想や妄想の世界を書いているのではないのだ、夢もあればその逆に絶望もある、この現実の場所となんら変わらない世界なんだ」と読者に感じ取らせます。

 

避けられた肉食動物たちが「二、三日すればケロッと忘れるよ。」と言うのもまた切ない真実でいいですよね。これもリアリティに一役買っていると思います。

 

 

>>>記事本文はこちら

 

『BEASTARS』良いですよね~。私も初めて1巻を読んだとき、あまりの面白さにページをめくる手が止まらず、既刊全巻を一気読みしてしまった記憶があります。

単なる動物版学園漫画と思いきや、そこには差別だったり孤児だったり、世界中いたるところで問題となっている社会問題が描かれていたので、読み終わったあと深く考えさせられました。

 

ほかのレビュアーも『BEASTARS』の記事を書いています。

↓↓↓

是非あわせて読んでいただき、『BEASTARS』のスゴさを多角的に知ってもらいたいです。

 

「ケモノはいても♪ノケモノはいない」なんてことはない“ジャパリパーク”!哲学好きなら読んでおきたい「このマンガがすごい!2018」オトコ編第2位作品『BEASTARS』

危険人物!?×見ててイラつくくらい不器用!?×でもホントはすっごく優しい高校生!!!『BEASTARS』

 

第2位:感動、してますか?『しあわせゴハン』【全4巻】で心もお腹も満腹に

しあわせゴハン 1 (ヤングジャンプコミックス)
無料試し読み
著者:魚乃目 三太
出版社:集英社
販売日:2015-06-19

 

結局のところ“美味しいゴハン”ってのは何を食べるかより誰と食べるか、とかどんなシチュエーションで食べるか?っていうことの方が大切なのかも知れません。

 

今回ご紹介する作品は最近SNSで人気を博している魚乃目三太センセイの作品でタイトルはそのものズバリなこの作品!

 

『しあわせゴハン』は「グランドジャンプ」や「グランドジャンプPREMIUM」で連載されていた作品で、今時珍しい“無声マンガ”です。

 

この作品の作中に“セリフ”は一切出てきません。なのでこの作品に出てくる登場人物たちの背景や関係、感情の起伏みたいなものは読み手である僕たちひとりひとりの想像力に託される、ということになります。

 

一応、1話ごとの解説はお話の後に載っていますが、それだけでこのお話の数々をわかったような気になるのはちょっと面白くありません。

 

ひとつひとつのエピソードを読んだ時に、皆さんの心で感じて描いた台詞のやり取りや、思い描いた背景が、「読んだ人それぞれにとっての正解」ということになるのだと思います。

 

仕事に疲れ果てて、帰り道にふらっと寄ったなんでもないラーメン屋さんでラーメンを食べて癒される中年のオジサンのお話。

 

刑務所から出てきた老人がかつ丼を食べに行くお話。

 

迷惑をかけてきた両親に、初めて自分で稼いだお金でお寿司を御馳走をするお話。

 

夜のお仕事ですれ違うけど、遠足の日に手作りのお弁当を作ってくれたシングルマザーとその息子のお話。

 

事故で障害を負ってしまったケーキ職人のお父さんが、娘のために最後のウェディングケーキを手掛けるお話。

 

などなど、どこから読んでも、どこを切り取っても読む人の心を温かくしてくれるお話たちが詰まった1話完結型の一冊です。

本作は全4巻とお求めやすく、しかもお値段以上の感動で心が満たされること間違いなしの傑作です。

 

 

>>>記事本文はこちら

 

普段の何気ない“食べる”という行為をここまでフォーカスし、描いた『しあわせゴハン』。

タイトルからも分かる通り、描かれる人々は皆、自分なりの幸せを「食べること」から見出しています。

 

全4巻という一気読みするには最適な巻数。

いろいろなことに疲れてきているな、とくに心が弱ってきてるかも……なんてときは、優しくほっこりした物語が、ささくれた心を癒してくれるものです。

『しあわせゴハン』を読んで、穏やかに、凹んだ心と食べる楽しさを膨らませてみてはいかですか?

 

第3位:生きる上で大切なことが全て書いてあった…!名作すぎる『鬼滅の刃』は、もはや人生の教科書!!

鬼滅の刃 17 (ジャンプコミックス)
無料試し読み
著者:吾峠 呼世晴
出版社:集英社
販売日:2019-10-04

 

まずは謝罪から入らせて下さい。

『鬼滅の刃』、アラフォー女にとっては完全に圏外な作品だと思って全然読んでなかったんです。正確には、第1巻を買って長いこと放置してました。でも、アニメ化をきっかけに、あまりにたくさんの人が「面白い」って言うじゃないですか。なのでちゃんと向き合ってみようと読んだんです。そしたらさ〜……

面白すぎて泣きました…!!

本当に、本当に、第17巻が出るまで読まずにいて申し訳ございませんでした!!

2018年1月に購入した1巻を1年10ヶ月も放置してしまったことを、心よりお詫び申し上げます。

 

 
 
この作品を未読な方は、絶対に読んで!お願い!すごくいいから読んで!!
 
「週刊少年ジャンプ」で連載中の『鬼滅の刃』。
時は大正時代。主人公の炭治郎は、留守の間に鬼に家族を食い殺されてしまいます。さらには唯一の生き残りだった妹の禰豆子まで、鬼の血を浴びて鬼になってしまう……。
自分の無力さを痛感した炭治郎は、家族の敵を討つため、また禰豆子を守り、人間に戻すため、鬼を狩る力を持つ「鬼殺隊員」となる道を選ぶ――。

 

 

 

こんなストーリーの『鬼滅の刃』。「週刊少年ジャンプ」の作品ということで、小中高生に超流行しているって聞きます。親御さんにおかれましてはおめでとうございます! この作品に子ども時代にハマるって、本当に良いことですよ!?「マンガなんて……」と眉を潜めずにガンガン読ませてあげてください!

そして、何ならお父さん・お母さんも読みましょう! もう親子でハマっちゃえばいいじゃないの! 反抗期や思春期で会話も少なくなったご家庭が、固い絆で結ばれること間違いなしですよ!

 

 

 

だって、人生の大切なことがだいたい書いてありますから!!!

この『鬼滅の刃』には、例えばこんなことが学べますよ、ということを、かいつまんで紹介させて下さい!

 
 
 
 
 
マンガ新聞でも幾度となくレビューに取り上げられてきた『鬼滅の刃』。アニメ版の素晴らしさから、マンガへとファンが流入する社会現象が起こっています。
こちらのレビューは『鬼滅の刃』初心者が、とんでもなく衝撃を受けたというものです。『鬼滅』を未読の方は必見の記事ですよ!
 
他にも多数のレビュアーが『鬼滅の刃』の魅力を熱く語っています。「本当に面白いの?」という慎重派は参考にしてみてください(そして絶対買っちゃいますよ!)。
 
 
 
 

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いかがでしたか。以上が2019年11月25日~12月1日で最も多く読まれたTOP3の記事でした。

少年・青年マンガジャンルですが、どの作品も男女問わず楽しめる作品がランクインですね。

 

来週はどんな作品がランキングに入ってくるのか。

次週もご期待ください!