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メイド!美少女!ぽんこつ!?終わりを予感させるドラマの魅力!『ぽんこつポン子』

 

どうもこんにちは!!漫画ソムリエの東西です!

普段は東京ネームタンクでマンガの進路相談をやっています。

海辺の町を舞台に静かな余生を送るはずだった吉岡と、これといった能力が無く、いつもドジばかりのメイド型ロボット・ポン子の物語。

今回は矢寺圭太先生が描くぽんこつだから可愛いヒロインの「ぽんこつポン子」という物語の「技術的側面」から魅力に注目しお話したいと思います。

 

トレンドの逆張りをした設定の魅力

 

©矢寺圭太 / 小学館

 

 

本作は斬新な設定や刺激的なドラマはないが、ポン子と吉岡や登場人物達との優しさに包まれたやり取りが心地よい。

美少女、ロボット、メイドというあえて選んだと思われる00年代的アキハバラ的萌え設定を、瞬間消費される恋愛ではなく、日常ドラマに取り入れたのが本作の面白いところです。

 

あえて結末を予感させる

 

©矢寺圭太 / 小学館

 

 

本作はドタバタ日常だけでなく、シリアスな一面を持っているところも魅力です。

妻を亡くして、余生を生きる主人公吉岡、生産終了し定年後はスクラップ工場で500円玉になる予定のメイド形ロボットポン子。

どちらも「終わり」や「別れ」を連想させる2名(1名と1体)である。第1話でこの2人の設定を強調することで、穏やかな日常を描きながら緊張感をはらんだドラマとなっています。

 

キャラクターの感情を想像させる

 

©矢寺圭太 / 小学館

 

 

基本的にポン子はロボットゆえに感情表現が曖昧である。

作中、モノローグが描かれているが、それがギャグとしての演出なのか、本当に人間の様に感情があるのか分からない。

キャラクターがどういった感情で人間とやり取りをしているのか、想像働かせる面白みにもなっています。

 

ちょっぴり未来、さびれた海辺町でどこか懐かしい、ダメダメロボットと心優しい人達との交流を描いたドタバタスローライフな本作、『ぽんこつポン子』。

 

そして、本日2019年11月29日、第3巻が発売になりました!

この機会に是非、読んでみてください。

 

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ぽんこつポン子 (1) (ビッグコミックス)
著者:矢寺 圭太
出版社:小学館
販売日:2019-07-30
ぽんこつポン子 (2) (ビッグコミックス)
著者:矢寺 圭太
出版社:小学館
販売日:2019-09-30
ぽんこつポン子 (3) (ビッグコミックス)
著者:矢寺 圭太
出版社:小学館
販売日:2019-11-29