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オトナの休日の過ごし方を学ぼう『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』

さて、休日、何しよう?

金曜日の夜、仕事が終わり、待ちに待った休日がスタート。
けれど、気を抜くと何もせずに終わっていることもしばしばです。
ドラマのイッキ見やYouTubeも楽しいけれど、ふと、たまにこればっかりでいいのかなと思うこと、ないでしょうか。

 

そんな休日のルーティンを変えたい人におすすめなのが、今回ご紹介する『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』です。
「モーニング・ツー」連載作品で、現在第3巻まで出ています。

 

男性3人の和やかな表紙が目印!(装丁はナルティスの新上ヒロシさん)。

 

 

ハヴ・ア・グレイト・サンデー(1) (モーニング KC)
著者:オノ・ナツメ
出版社:講談社
販売日:2017-12-21

 

 

主人公の楽々居(ささい)輪治はニューヨークに住みつつ、日本の出版社から本を出す、少々変わった小説家。
飄々としつつ憎めない、愛すべきおじさまです。
そんな彼が帰国し、亡き父の家に暮らすところから話は始まります。

 

それなりに売れている小説家らしく、比較的悠々自適の輪治。
そんな彼を慕い、毎週日曜日に家を訪ねるのは息子のマックスと娘婿のヤス。

 

彼らの日曜日を見ていると、なんだかうらやましくなります。
「やりたいけどなかなか時間が取れない……」ということを、たくさんしているから。

 

例えば、神保町で本を買い込んだり。

©Natsume Ono/講談社

 

 

朝ごはんを作ったり。

©Natsume Ono/講談社

 

 

家庭菜園をしたり。

©Natsume Ono/講談社

 

 

でも、永遠ではない日曜日

そんな理想の休日を楽しんでいる彼らですが、この日本での暮らしに終わりが来ることが決まっています。

 

輪治がこの家に暮らすのは一時的なもので、彼の妹が家に戻るまでの「つなぎ」なのです。

 

また、マックスやヤスも海外赴任でたまたま東京にいるだけで、いずれはニューヨークに戻ります。
三人にとってここは、ホームではない。

 

だからこそ、この日本の家は彼らにとってかけがえのない場所で、くつろぎながらも、たくさんの思い出を作ろうとします。

 

極端なドラマはないけれど、大人ならわかる優しさと深みがある。
体に染みわたるマンガです。

 

豆からコーヒーを淹れて、日曜日に読んだりすると、きっと良い休日が味わえると思います。

 

オノ先生の展覧会が秋田で開催中です

さて、本書の作者であるオノ・ナツメ先生の展覧会が秋田県の「横手市増田まんが美術館」で開催されています。

 

 

 

 

筆者は、会期始まってすぐの10月に行ってきました。
新幹線で片道4時間(+電車等)の距離。

 

行ったその日は、先生のライブドローイング開催日だったので、美しい絵が生まれる瞬間に立ち会うことができました。

 

しかも、ファンがリクエストしたキャラクターの絵を、全員分描いてくれたのです。
予定では2時間でしたが、実際は3時間で終了。
先生の神対応に感激し通しでした。

 

 

 

 

 

 

展覧会は非常にたくさんの絵が飾られており、この展示だけのお楽しみもあるので、気になる方はぜひ行ってみてください。
常設展もお忘れなく!

 

横手市増田まんが美術館HP