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週間レビューランキング!(11/4~11/10)第1位は映画『宮本から君へ』新井英樹×ホリエモン対談

こんにちは!マンガ新聞編集部です!

少し暖かい日が続く今年の秋のですが、今日も、いや毎日アプリでマンガ三昧。いくら読んでもマンガはなくならなくて、いつまでもこの幸せな状態が続けば良いなと思います。

さて、今週もマンガ新聞の週間ランキング11/4~11/10分をお送りします!


なぜ連載終了から25年も経って映画化されたのか?新井英樹×堀江貴文 映画『宮本から君へ』公開記念トークショーレポート【前編】

岡田 篤宜

2019年10月6日、角川シネマ有楽町にて、現在劇場公開されている映画『宮本から君へ』のトークイベントが行われた。対談するのは原作者である新井英樹氏と、原作のファンであり以前から新井氏と親交のある、ホリエモンこと堀江貴文氏である。

ぴあが発表している映画初日満足度ランキングで第1位を獲得し、その他、数々の著名人から絶賛のコメントが届いている本映画。それを観てお二人が何を思い、そして語ったのか、今回は当日の模様を前後編にてお届けする。(※なお、内容は一部編集されており、話の流れなど実際のトークショーとは異なる部分があることを予めお伝えいたします。)


 

新井英樹氏(以下、新井)氏:

雨の中来ていただきありがとうございます。素晴らしい出来だったと思うのですけど、どうでしょうか?

 

 

一同、拍手

 

 

堀江貴文氏(以下、堀江)氏:

本当に良い映画、そして原作をありがとうございます。でも、一個聞きたいことがあって、連載終了してなんでこんなに時間がたってから映画化になったんですか?これ、さっきぜったいそうだと思ったのは、映画をやるためにドラマも含めて作られていますよね?

 

 

新井氏:

そうですね、先に映画化の話があって、そしたらドラマもやろうということになったんです。でも、ドラマが終わったときに、大人の事情で詳しいことは言えないのだけど、映画の企画がなくなったんです。けど、そこからまた復活することになったという、「奇跡」の映画なんです。

 

 

堀江氏:

あ、やばいですね、それ。

 

 

新井氏:

だから、自分でも不思議なのは、去年の『愛しのアイリーン』(*1)に続いて、今年に『宮本から君へ』が映画化と、バタバタ続いたわけです。そのきっかけは、堀江さんに5年くらいまえに会ったころに、「生き方を変える」と考えて、表に出て人に会うようにしてたことなんですね。そしたら、やり始めたくらいのときに真利子監督(*2)にお会いして、『宮本から君へ』を映像化したいって言われたんです。

 

 

堀江氏:

いや~そうなんですね、それにしてもすごいキャスティングですよね。

 

 

新井氏:

いやーほんとに、30年後でよかったですね。

 

 

堀江氏:

ぼく、連載終わって25年も経ってから映画化されるんだ、しかも蒼井優がキャスティングされるんだと思ったんです。それで観たら、あ、中野靖子(ヒロイン)だと思ったんです。本当に奇跡のキャスティングですよ。あと、ピエール瀧が、マムシ部長(*3)ピッタリだなと思いました。他にも、柄本時生(*4)がすごく良かったですね。


>>記事本文はこちら

連載開始から25年経っての映画化、運命的な出会いと言える奇跡のキャスティングが実現しました。ホリエモン、原作者新井英樹先生のおふたりとも、作品の出来の良さにホクホクした雰囲気に包まれたトークが、このあとも後編まで続きます。ホリエモンが刑務所に入る前、2人とも今とは全然違う姿だった頃の動画は必見です。

宮本から君へ [完全版] 1
著者:新井 英樹
出版社:CoMax
販売日:2015-11-12

 

SNS時代のラブコメ新機軸!『それでも歩は寄せてくる』

東西 サキ

どうもこんにちは!!漫画ソムリエの東西です!

普段は東京ネームタンクでマンガの進路相談をやっています。

「からかい上手の高木さん」山本崇一朗先生が描く超尊い将棋ラブコメ!

毎回アプローチを変えながら、少年と少女の会話を読者に退屈させずに読ませる本作の魅力とはなんなのか?

 

今回はその秘密に注目しお話したいと思います。

 

 

相思相愛の2人のディスコミュニケーションが楽しい!

 

©山本崇一朗/講談社

 

 

本作品のポイントは、まず2人が相思相愛である事が読者に示されている点にあります。

 

ラブコメであるならば、好意を持っている相手が、自分に対して好意をもっているかどうかは物語において重要なポイントなので、たいていは展開を引っ張るのものですが、本作はそこをあえて第1話から読者に開示します。

 

そうする事によって、、、、



>>記事本文はこちら

 

『からかい上図の高木さん』を描いた山本 崇一朗さんが送る、かわいい女の子と、一途でちょっとずれてる男の子のお話です。屈強の高校生が、運動部を投げ打って先輩と将棋を指すために将棋部に入るというのは、よっぽど好きなんだと思うんですが、とにかく結ばれません 笑 タイトルにある「SNS時代のラブコメ」感とはどんなものか、レビューの続きをご覧ください。



それでも歩は寄せてくる(1) (KCデラックス)
著者:山本 崇一朗
出版社:講談社
販売日:2019-07-04

“未亡人”ものここに極まれり!切なすぎる『あなたに捧げる私のごはん』でハートを震わせよう!!

上原 梓

グルメマンガのジャンルがどこまでもどこまでも広がっている昨今のマンガ界。伝統的なフードバトル系や一人飯物というトラディッショナルなジャンルから、異世界もの、ヤクザもの、歴史もの、お弁当もの、肉や寿司だけといった食材特化ものなど、その広がりは留まることを知りません。
 
そして、ついにこんなグルメものまで誕生しました。それは…
 
未亡人グルメもの!!
 
「未亡人もの」というと、途端に日活ロマンポルノ感やフランス書院の香りが漂ってくるのですが、この作品は全く違います。未亡人が、亡き夫との甘酸っぱい思い出をもとに、様々な料理を「本日のお供え物」として仏前にお供えする、そんな切ない作品が、本日ご紹介する『あなたに捧げる私のごはん』なんです。

あなたに捧げる私のごはん (バーズコミックス スペシャル)
著者:松田 洋子
出版社:幻冬舎コミックス
販売日:2019-01-24


主人公の菜恵は、保育園で出会った翔ちゃんと、四半世紀の交際を経て見事にゴールイン。神前で結婚式を挙げた幸せ絶頂の中、ハネムーンの帰りの飛行機で翔ちゃんは心不全を起こし、帰らぬ人となってしまう……新婚生活を1日も送らぬまま、菜恵は未亡人になってしまったのです。

 

 

©HIROKO MATSUDA, GENTOSHA COMICS 2019

 

 

ここまで読むと、とっても悲壮感溢れる設定なんですが、菜恵はちゃんと、一人で新婚生活を送ります。
保育園時代からハネムーンまで積み重ねてきた翔ちゃんと2人の思い出をとっても楽しそうに振り返り、とっても楽しそうに調理して、遺影に向かってそれはもう、愛情たっぷりの笑顔でお供え物を差し出すんです。

 
コミックビームで『私を連れて逃げて、お願い。』を連載し、良い歳の男性達に何度も無理やり生唾を飲ませてしまう不思議な魅力の女性を描いた松田洋子さんによる、未亡人×グルメものです!2つも生唾ポイントがあれば、これはもう飲み込むしかありません。まずは、衝撃のお供えシーンからご覧ください。
 
 
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今週は全般的に、女性の魅力を様々な角度から見ることが出来る作品が揃いました。深まる秋にしっとりした女性を愛でるマンガを、お楽しみください。