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バンド漫画の傑作『SHIORI EXPERIENCE』は伝説を残せるか?

こんにちわ。アッサーです。

僕は音楽を題材にした漫画が好きで、『BECK』『BLUE GIANT』『のだめカンタービレ』『ピアノの森』『四月は君の嘘』など広く浅く読んでおります。

 

その中でもここ最近一番心揺さぶられた『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』について語ります。

 

当時、仕事がうまくいっていなかった僕はこの漫画を読んで、立ち直り、また仕事に取り組むことができました。

それくらい僕の心を揺さぶって、この漫画のキャラクターのように、人生をかけて物事に取り組もうと思わせてくれました。

 

あらすじ

ジミな英語教師の本田詩織は、兄が作った借金返済のため仕事に没頭する生活を送っていた。

学校の先生や生徒からも相手にされず、本人も諦める毎日を送っていたが、27歳の誕生日にジミ・ヘンドリクスの亡霊に取り憑かれ、27歳が終わる日までに音楽で伝説を残さなければ死ぬと伝えられる。

詩織は、学校の生徒たちと軽音部を立ち上げ、伝説を残すために音楽活動を始めることとなる。

 

地味な先生にジミ・ヘンドリクス(通称ジミヘン)が取り憑くってただのダジャレやん!と思ったあなた、一度読んでください。

めちゃくちゃバンド始めたくなるし、ジミヘンの曲を聞いてみたくなります。

 

わたしがオススメする3つの理由

①バンド仲間が熱い!とにかく熱い!

(一部ネタバレも含まれますが)バンドメンバーを集める中で、一番最初のバンドメンバーは吹奏楽部の落ちこぼれ「井鈴茜」という女の子です。

 

この子は、当初浮かないように、自分の居場所を守るために、必死で明るく振る舞い続けていました。そして迎えた初ライブは失敗に終わります。

 

自分たちの実力不足を痛感したメンバーたちは各々個人練習に励みます。

 

その中で茜は、当初落ちこぼれの烙印を押された吹奏楽部の顧問に個別レッスンをお願いしに行きます。

 

しかし、そのレッスンは想像をはるかに超えて、めちゃくちゃ過酷なものでした。

「浮かないように、自分らしさ」を消してきた茜はレッスンを通じて才能が開花していきます。

 

成長した茜はどんな演奏をするのか?

読んでて涙が止まりません。

 

この個々人が個人練習する姿が、まるで少年漫画の修行パートのようで、個人練習後の個々人の成長が大きなカタルシスを生み出します。

 

 

©Yuko Osada/SQUARE ENIX┬©Kazuya Machida/SQUARE ENIX

 

 

②音楽が聞こえてくる演奏描写

音楽を題材にした漫画では、演奏をどう描くか?が楽しみのひとつです。

グルメ漫画なら『食戟のソーマ』がぶっ飛んでるのと同様に、本作品の演奏表現も心揺さぶる表現をしています。

 

言葉では表現できないので、まずはこの迫力ある作画ご覧いただけたらと思います。

 

 

©Yuko Osada/SQUARE ENIX┬©Kazuya Machida/SQUARE ENIX

 

 

©Yuko Osada/SQUARE ENIX┬©Kazuya Machida/SQUARE ENIX

 

 

③魅力的なライバルたち

本作品には魅力的なライバルがたくさん出てきます。

キャラクターがめちゃくちゃ特徴的で、この漫画の面白さを語る上では欠かせないバンドメンバーです。

どのバンドも曲も一度聞いてみたいなぁ……と思えます!

そんな特徴的なライバルキャラの中で特にピックアップしたいのは、こちら「BLACK BUS」。

 

 

©Yuko Osada/SQUARE ENIX┬©Kazuya Machida/SQUARE ENIX

 

 

彼らは高校時代にバンドを結成し、インディーズで10年程度活動してきたバンドです。

 

彼らの結成秘話、そして様々な苦労、挫折があり、おそらくこの漫画を読んだ人は皆、このバンドが好きになっているのではないでしょうか?

彼らのバックグラウンドについて書き足りないのですが、ぜひ第12巻を読んでいただけたらと思います!!!

 

最後になりますが、心揺さぶられる作品に出会いたい方は是非読んでみてください!

 

>>>無料試し読みはこちら

 

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
著者:長田悠幸
出版社:スクウェア・エニックス
販売日:2014-11-27