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20㎝の果てしない距離をハートで埋めろ!幼馴染に恋心を抱く姿がただただ可愛い『羽柴くんは152センチ』
レビュー執筆者:いづき

 

ラブコメ漫画『羽柴くんは152センチ』

 

高身長女子×低身長男子

 

以前こちらでご紹介した『ブラザー・トラップ』を描かれている、日向きょう先生による「なかよし」連載作です。

 

分かりやすいタイトルから察せられる通り、高身長女子と低身長男子による凸凹ラブコメディです。

 

いつも一緒だった幼なじみ・羽柴と数年ぶりに再会した。淡い恋の期待は……逆身長差20センチの前にはじけとんだ! 誰よりも可憐で守ってあげたくなる羽柴と「巨人」こと女バレのキャプテンの自分じゃつりあうワケがない!???

 

 

低身長を活かして凶悪にかわいい男子

 

高身長女子×低身長男子って、『ラブ★コン』とか『ハル×キヨ』とか、ぱっと思いつくだけでも結構人気作あるんですよね。イロモノ設定ではありますが、割と定番というか。

 

本作は170センチ超の女子と、152センチの男子という20センチ差なのですが、この身長差以上に凶悪なのが、男子の羽柴が底抜けに可愛らしいというところ。

 

バカにされるとかイジられるなんてことは一切なく、「かわいい」「かわいすぎる」「かわいすぎて無理」等の声が男女問わず殺到。周囲の面々はみなメロメロです。

 

そんな超絶愛され男子の羽柴に、再会して5分ぐらいで告白された夏。しかし2秒ほどおいて、即お断り。そう、羽柴のかわいらしさは夏には通用しなかったのでした。

 

けれども幼なじみは幼なじみ。そんな出来事があったものの、以降も以前と変わりなく一緒に過ごすように。相変わらず夏を追いかけて色々と謎のアプローチをしかける羽柴に、羽柴を追いかけてくるこれまた変わった面々を交えて、夏の周囲は一気に騒々しくなっていきます。

 

身長というコンプレックスがあるがゆえの切なさとか、それを乗り越えて結ばれる感動やトキメキとか、恋愛方面に正攻法で進んでも良さそうな設定なのですが、本作に関してはそういった方向には全く進んでいきません。

 

キャラクターも、クソかわいい羽柴を筆頭に、羽柴に思わず恋してしまううざい系イケメンや、夏に密かに思いを寄せる無表情少女など、とにかくキャラが濃い濃い。つまるところ完全にコメディ枠として割り切っていて、濃いキャラクター達の掛け合いにより次々と小ネタを投入して勢いよくドタバタと転がす、1話完結型の構成。

 

印象的には、まんがタイム(きららに非ず)の4コマのようなテイストです。

 

先述の『ブラザートラップ』は恋愛にグッと振った内容で、そのイメージが強かったので、本作とのギャップに驚かされたのですが、最初から最後まで勢いが衰えることなくネタが投入されているので、「むしろこっちが本来のフィールド…?」と感じてしまうほどにはこなれた内容となっております。

 

なかよし連載ですが、そこまで低年齢向けという感じも無く、割と幅広く読めそうな印象。現状、コメディ側に振りすぎているので、恋愛方面はあまり進展がないのですが、先述の通り、シチュエーション的にはトキメキ側に転がしてもめちゃめちゃ良さそう。

 

2巻以降は、恋愛方面での進展に期待でしょうか。とにかく可愛らしい凸凹コメディ、要チェックです。

 

 

羽柴くんは152センチ(1) (KCデラックス)
著者:日向 きょう
出版社:講談社
販売日:2019-09-13

 

 

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