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週間レビューランキング!(9/30~10/6)第1位はKis-My-Ft2北山宏光を主演にドラマ化された『ミリオンジョー』

みなさん、こんにちは。マンガ新聞編集部です。

本日も先週の一週間で最も読まれた上位記事3つをダイジェストでお届けいたします!

今回は比較的新しい作品がランクインし、フレッシュな顔ぶれで構成されたランキングとなりました。

 

それでは早速参りましょう。今回のTOP3はこちら!

第1位:ある日突然、連載中の人気漫画家が死んだら…? 言語化しきれないマンガの面白さと向き合った、サスペンスコミック『ミリオンジョー』!

ミリオンジョー(1) (モーニング KC)
無料試し読み
著者:市丸 いろは
出版社:講談社
販売日:2013-07-23

 

――以下、レビュー本文より転載

 
 
表紙の絵も、設定も、あらすじも自分好みで、「絶対におもしろそう!」と思って読んだ漫画が、なんだか面白くない……。
大好きなあの漫画と似ているのに、こっちの漫画は全然面白くない……。
漫画を読んでいて、こういった正体不明の違和感を感じたことがある人は、少なくないのではないでしょうか。
 
正体不明の違和感と正面から向き合い、漫画のおもしろさとは何なのかを探求するのが、今回ご紹介する『ミリオンジョー』という作品。
少年誌の編集者が主人公の物語です。
ただし、この物語の主人公は、『重版出来』の黒沢のような情の厚さも、『バクマン。』の服部のような熱血さも持ち合わせていません。
 
 

・やる気のない主人公を待ち受ける試練とは…

 
主人公の呉井聡市は、「週刊グローリー」の編集者として働く28歳。
入社3年目にして、看板作品として国民的人気を誇っている『ミリオンジョー』の作者・真加田の担当編集を務めています。
 
 
 
ⓒ十口了至・市丸いろは/講談社
 
 
 
天才との呼び声も高い、真加田の原稿は常に完璧で、呉井の出る幕はありません。
呉井の仕事は、原稿を真加田から受け取り、製版所に渡すだけ。
呉井は、真加田が人とのコミュニケーションを極端に嫌うことも相まって、彼と打ち合わせをすることもありませんし、
そもそも『ミリオンジョー』をまともに読んだことすらないのです。
 
そんなある日、呉井は真加田から「心臓が痛い」と訴える電話を受け取ります。
呉井は、締め切りを伸ばすための仮病だろうと、はじめのうちは電話を無視するのですが、
いよいよ原稿が落ちてしまうという段階になって、真加田のもとへ向かいます。
 
 
 
ⓒ十口了至・市丸いろは/講談社
 
 
 
ⓒ十口了至・市丸いろは/講談社
 
 
 
 
ⓒ十口了至・市丸いろは/講談社
 
 
 
ところが、時すでに遅し。
呉井が駆け付けた時には、すでに真加田は亡くなっていたのです。
『ミリオンジョー』連載終了によって失う利益の大きさ、人気漫画家の急死という世間への影響、読者の期待……
さまざまな不安がよぎり、呉井は、真加田の死を隠蔽し、『ミリオンジョー』の連載を継続する決意を固めます。
 
 
 
さて、いよいよ10/9(水)からKis-My-Ft2・北山宏光さん主演で放送されることとなる『ミリオンジョー』。
原作は3巻で完結しており、呉井がアレコレと試行錯誤する様は読んでいて、とてもハラハラドキドキした内容でした。
短い時間で濃厚な漫画体験を過ごしたいと思う人にぜひオススメしたい作品です!
 

第2位:これはSFじゃない!作家がテレるほどにエモい物語『アイとアイザワ』(全2巻)

 

『アイとアイザワ』は、すごくエモい作品だ。

 

原作は『左ききのエレン』のかっぴー。さらに漫画は『東京トイボックス』のうめだ。

エモくないはずがない。

 

でも、おそらく、『アイとアイザワ』を読んだ多くの人は、エモいという感想を持たなかったのではないか。

AIをテーマにしたSFマンガと思った人が多いと思う。

 

しかし、それは見かけの姿だ。

僕は、『左ききのエレン』、『東京トイボックス』以上にエモい、と感じた。

二人の今までのどんな作品よりもエモいから、直接的に描かず、SFをフレーバーに使っている。

 

漫画家や小説家はなぜ物語を紡ぐのだろうか。

主人公のアイは、孤独だ。彼女は、自分が感じていることを周りと共有することができない。

本の中だけに自分の世界を見つけることができる。

孤独なアイは、物語を書くことでしか、孤独を癒し、他者とつながることができない。

 

かっぴーとうめは、物語を書くことで、自分たちは孤独を癒し、他者と繋がれている。そうしていかないと、自分たちは生きていけないのだという切実な告白を『アイとアイザワ』を通じて行なっている。

 

この物語の核は、プロローグですでに描かれている。

 

>>>記事本文はこちら

 

数々のヒット作を世に送り出してきた漫画編集者が感じ取った意外な視点。全2巻から成る『アイとアイザワ』はSF要素もあり、サスペンス要素もあったりと、非常に読み応えのある作品です。

 

もう既に読んでしまったという人、これを機に読んでみようかなと思ってる人、ぜひ目を凝らして注意深くプロローグを読んでみてください!違った楽しみ方ができること間違いなしですよ!

 

第3位:『ダンジョン飯』を読んだ私がドラクエウォーク食べたいモンスター・ベスト5はこれだ!!

ダンジョン飯 8巻 (ハルタコミックス)
著者:九井 諒子
出版社:KADOKAWA
販売日:2019-09-14
 
2019年9月12日、ついに配信となったドラゴンクエストウォーク。
皆さん、歩いてますか? 私はゴリッゴリに歩いてます!!!
 
まさかダンジョンを歩いているような体験ができる時代が来るなんて、スゴすぎて子供の頃の自分に教えてあげたいです。
そして、まさか深夜にスマホ片手にクエスト目指して徘徊する40代になるなんて、ヤバすぎて子供の頃の自分には、絶対に教えたくないです。
 
そんな感じでおよそ一ヶ月間 歩き倒している中、ふと気づいたのです。
 
「このモンスターは美味しそうだ」と思いながら倒している自分に!!
 
「いや、ちょっと意味分かんないです」と思う方は、あの名作にまだ触れていない人ですね? 大ヒットグルメ&異世界マンガ『ダンジョン飯』を読んでないマンガ好きの風上にも置けない人だ!!
 
ちょうどドラクエウォーク配信直後に最新刊の第8巻が発売になりまして、当然速攻読んだんですけど、それ以降、モンスターが「食材」に見えて仕方がないんです。
 
『ダンジョン飯』は、強すぎるレッドドラゴンに襲われて一文無しになった冒険者たちが、その時にドラゴンに食べられてしまったと思われる仲間を救うべく、再びダンジョンに挑むというストーリー。

 

消化される前に救出すれば、後は呪文で生き返ることができるという寸法です! 

ただし、無一文なので食料の準備ができない……「食べ物がないなら、モンスターを食べればいいじゃない!?」と、現地調達でモンスターを食べてみることにするが、果たして……!?という、なんとも現実的かつ革新的な設定の作品。

 
 
こんな奇想天外な設定が、日常にファンタジーを潜り込ませる天才・九井諒子先生の手にかかると、とんでもなく面白い作品に昇華するんです。「えええ!? そ、そのモンスターを食べるの!?」というものもあり、最近ではグルメだけではないドラマティックな展開もありと、どんどんのめり込んでしまう名作です。
 
何が素敵って、モンスターを狩ってただ焼いて食べる、そんな簡単なもんじゃないところにグッとくるんです。九井先生は、モンスターの身体の作りを、細部まで綿密に練り上げていらっしゃるんです。
 
例えばみんなが知っているスライム。
なんとなく、見た目の雰囲気だけで「涼しげなので、山梨の夏の銘菓、金精軒の水信玄餅みたいな食感がしてスイーツにうってつけ!」くらいじゃ詰めが甘い。
この『ダンジョン飯』では、スライムの内部構成なのかも説明されており、結果どのように調理するのがベストなのかまで描かれているのです。九井先生、天才だ!
 
 
そんな細かい設定の『ダンジョン飯』を読んだ後にドラクエウォークをプレイすると、どうしても食べたくなるんですよ、モンスターを!!
特に獣系のモンスターを倒す時とか、「メラでちょっと弱めに焼いてレアで……」とか妄想せざるを得ません。作中でモンスターへの偏愛がすぎる主人公・ライオスに近い心理状態に陥ってしまうんです。
 
かつてそんな目線でドラクエをプレイしたこと、ありますか? 完全に狩りですよ狩り。
私のパーティーは、レベルアップやクエストクリアのためだけに戦っているんじゃない。食材確保のために戦っているんです!!
 
せっかくなので、私が思うドラクエウォークに出てくる、ぜひ食べてみたいモンスターのベスト5を挙げておきますね!
 
 
 
読者の食欲をそそらせるようなモンスターを描いてしまうなど、もはや洗脳レベルの影響力を持つ『ダンジョン飯』。
先月発売された最新刊はAmazonのレビューで8割以上の満足度を獲得するなど今ノリに乗っている作品の一つです。
 
今後、どんな美味しそうなモンスターが登場するのか。
次世代の漫画史に間違いなく名を残すであろう『ダンジョン飯』から目が離せません!

 

 

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いかがでしたか。以上が2019年9月30日から10月6日の一週間で最も多く読まれた記事になります。

比較的フレッシュな作品で構成されたランキングだったのではないでしょうか。こうしてみると、現在の漫画トレンドが表れているような気がして面白いですね。どの作品も巻数がそこまで多くないので、一気読みするなら今がチャンスですよ!

 

来週はどんな作品がランクインするのか。

次回まで乞うご期待ください!