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性欲と食欲、どっちを諦める!?マンガで知る経済学『人口論』

 

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今回取り上げるのは、イギリスの経済学者マルサスによる名著『人口論』をマンガ化したもの。難しそうなイメージとは裏腹に、意外と読みやすいという声の多い一冊です。

 

 

 

 

人口論 (まんが学術文庫)
著者:Team バンミカス
出版社:講談社

【あらすじ】

すべての人間は「人口の原理」に支配されている⁉

舞台は近代イギリス、産業革命まっただなかの時代。
「世界の工場」として莫大な富を築き上げたイギリスだが、国内では人口が爆発的に増加し、格差や食糧不足などの問題が深刻となっていた。

そんな過酷な時代で、自分の運命に抗う4人の人間。
世代も生まれも異なる彼らだが、「生きることは何か」という問題について真剣に向き合う。

本作では彼らの生き様を通して、マルサスの名著『人口論』を分かりやすくマンガ化。現代にも通じる真理が多く散りばめられた一冊です。

ここがポイント!


食料不足による人類の貧困は必然か。

果たして克服できる困難なのか――。
名著「人口論」の真髄をわかりやすくマンガで解説します。


飢餓による人類の危機を唱える経済学者。
食料の不足を食材の新しい調理法で克服しようとする料理人。
看護を科学的に分析し、以前なら落としていたはずの人命を救う看護師。
「命」に向き合う三者三様のあり方。
そして、貧しいがゆえに強く生きるひとりの少年。

さまざまなドラマを通して、名著「人口論」の真髄をわかりやすくマンガ化しました。

とっつきにくい経済書を、一読で理解できるのがマンガの良いところ。忙しい社会人にオススメです。

 

 

教育関係者「上流、中産、下流…階層はそれぞれ必要なワケを知った」

とっつきにくい絵、難しそうな内容ですが、不思議と読みやすい。

絵と文字のバランスがいいので、すんなり理解できるのだ。

中産階級はばかり増やしてもダメだということがよくわかった。健康な人が福祉に依存するのもよくないが、働けない人はどうなるのだろう。最初に生まれた赤ちゃんは? 続きが読みたくなった。

 

レビュアー「マンガじゃなかったら読まなかった」

人口論そのものをこの本で初めて知りました。
イギリス産業革命後の人口増加を分析した本ですが、人口が増えていることをわかりやすくマンガで解説するのにねずみ算を用い、説明している主人公がねずみの形をとっているのはシュールだと感じました。

 

人口はネズミ算式に増えるが食糧は足し算でしか増えない。
弱者救済を止めればすぐに人口が減り、人口が減れば国内の食料に余裕ができ物乞いはこない。
理論としては成り立ちますが感情としては受け入れがたいものがあります。

 

人口が増えると食料をどう維持していくか、これが当時のイギリスの抱える問題だったのかと本書を読んで知りました。

マンガでないと読まなかった本だと思います。

 

メディア関係者「あらゆる知識の扉を開いてくれる一冊」

『人口論』という難解なテーマだけど、ストレートな言葉で無駄なく展開されていくので、しだいにグイグイと引き寄せられていく作品。

しかも、ただ「人口論」について学べるだけでなく、貧困や食料事情、妊娠出産などに関しての個々の問題に対しても興味を持つことができ、本作をキッカケそれらについて調べて学びを深めていけそう。
あらゆる知識の扉を開いてくれる一冊。

 

レビュアー「性欲×食料=貧困の発生?なるほど」

人口論には二つの前提条件があると解説されています。
1:食料は人間が生存するために必要
2:男女の性欲は必然で将来も変わらない
このような前提条件により、貧困は必ず生まれてしまうようです。
なんとか論って書籍は難しそうな感じがしますが、本書は漫画なので、サクッと読みやすかったです。

 

レビュアー「非情かもしれないが、これが人類の選択と知恵だ」

等差級数的にしか増加しない食糧に対して、等比級数に増加する人口。

登場人物のネズミたちには、本国イギリスのお株を奪う痛烈な皮肉が込められている。

「人口論」は決して、増え続ける人類を救済する方法論などではない。

「人口論」においては、救貧院のような慈善活動や救貧法は明確に否定され、ただただ自然が淘汰するに任せることが最善策であると説かれるのみである。

マルサスと同じ時代を生きた人々は、目を背けたくなるような絶望に打ちのめされていたことだろう。

現代の価値観では非情に見える『人口論』であるが、本書では「ネズミの国で起こった物語」としてあたかもフィクションであるかのようにサクサクと読み進めることができるため、入門書としてはベストな形と言えるだろう。

 

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などなど、感想やレビューが寄せられています。

 

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