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過労死しないためのバイブル『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』

こんにちは、NetGalley Japanです。NetGalley(ネットギャリー)は、出版社が掲載する発売前の作品をサキヨミできるサービスです。

 

今回取り上げるのは、Twitterで30万リツイート、「NEWS23」や「東洋経済オンライン」「ハフィントンポスト」などでも紹介された、過労死をテーマとしたマンガ『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』。NetGalleyでも非常に多くのレビューをいただいています。

 

 

 

 

 

12万部突破。仕事に追われるすべての人へ。

その仕事、自分の命より大切ですか?

本作を読み、「これ、まんま私のことだ」「この漫画は命の恩人です。ありがとう」「涙が自然と流れてきて止まりません」 とTwitterで30万ものリツイートがされました。

この漫画を読み、我に返って自分を見つめ直す。

そうして過労死から助けられた人をたくさん生み出した漫画です。

 

精神科医・ゆうきゆう(『マンガで分かる心療内科』シリーズ)が監修・執筆を担当し、 過労死・過労自殺する人が、「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由をわかりやすく解説しています。

 

仕事や会社に追いつめられている人がどのようにすれば、その状態から抜け出して、 自分の人生を大切にできるか。その方法と考え方が示されています。

 

また、過労やうつ状態から抜け出して幸せになった人を取材して描きおろした『実録!ブラックな状況を抜け出しました』も収録しています。

 

もう、過労自殺も、過労死で壊れる家庭も、出したくない。

現代の日本で働くすべての人に、一度は目を通してほしい一冊です。

 

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
著者:汐街コナ
出版社:あさ出版
販売日:2017-04-10

 

教育関係者「この理論武装で過労を防げる」

「できない」と「がんばっていない」はイコールじゃない。

……心に刺さりました。
相手が精神論で来る場合への理論武装にも、使えます。

それから宇宙人….ズボンを頭に被っている姿。
笑えますが、でもそんな人でもうまくやっていかなければならない職場もあります。

学習性無力感も恐ろしいものです。追い込むことは自分で視野を狭くして洗脳しているのと同じなのかもしれません。

 

自分を守ることができるのは自分だけ。
無理しないで、肩の力を抜きながら、自分にとっての居場所を作っていきたいと思いました。

 

図書館関係者「子どもに伝えたい」

かつてブラック企業に勤めていた著者が、その時の経験を漫画化。そこに精神科医の先生が、医者の視点からアドバイスを加えるという構成の本です。

仕事に限らず、部活や友人関係など「辛くてもやめられないこと」を子どもたちも多く抱えています。
そういう子どもに「やめてもいいんだよ」、「がんばらなくてもいいんだよ」、「感じ方は人それぞれなんだよ」というメッセージをさりげなく伝えるのにとても向いている本だと思いました。

 

レビュアー「今の働き方改革って正しいの?」

タイトルと表紙共に、秀逸だと思う。
また、マンガ形式なので比較的ラクに読める。
「過労死」がほんとうに問題なんだと改めて実感。日本人の美徳が悪い方向で搾取されている感じ。
この本のおかげで救われた方はけっこういるんじゃないかと思う。
でも、症状が末期の人は、この本に出会うチャンスさえもないかもしれない。
ウツって、「まさか自分がなるわけない」と、無条件に思い込んでいることが多い気がする。
「働き方改革」って、もっとこういった問題を解決する方向で進めるべきなのでは。

 

うつを経験したメディア関係者の視点

「自分を守ることが最優先」という本書1番のテーマには大いに頷く。
漫画だから素直に受け取ることができたと思う。追い詰められるとはどういう心理状態なのか。またそんな時にどう対処したらいいか。著者の体験をもとにわかりやすく紹介している。専門家の解説もあり、単なる体験談でない。特に転職と心療内科についての情報は有益だと思う。一番不安に感じている部分だろう。
7年くらい前になるだろうか。私も鬱になったことがある。その時のことを思い出した。公私ともにショックな出来事があり、ある日、プツリと糸が切れてしまったらしい。本書にも出て来たが、眠れない、食欲ない、やる気でない、だるいといった毎日だった。幸いにも私には鬱に対する情報があり、早い段階で自覚したので、自ら心療内科を受診し、早々に回復することができた。でも情報がなかったら? ゾッとする。
今、追い詰められている人に届いて欲しいと強く願うが、その家族、友人……雇用する立場の方にも手に取ってもらいたい。

 

レビュアー「診断書を出してもらって救われた」

この本を読むまで「死ぬくらいなら会社を辞めればいいのに」と思っていたひとりです。
なぜ「辞める」という決断ができないのか……。
その判断ができないところまで追いつめられていることが、イラストでわかりやすく書いてありました。

 

当事者の実体験と精神科医の先生とのコラボなので、心療内科へのかかり方や、どのタイミングで通院すればよいのかなども、各章の後にコラムとして掲載されています。


私も以前職場でパワハラにあって、うつの診断を受け仕事を休みました。
パワハラ以外にサービス残業もあり、休みの日も研修などでゆっくりすることが少ない職場でした。
一番忙しいときに休み、当時管理職だったこともあって、復帰してからも他の社員と信頼関係を取り戻すのに時間がかかりました。
一年後には配置転換をしてもらい心機一転で臨むことができました。
結局はその2年後にはその会社を辞めて、今は自分のライフスタイルに合った職場に再就職しました。

 

自殺までは考えませんでしたが、朝仕事に行くことが出来なくなったその日に心療内科に通院して休職の診断が出たときはホッとしたのを覚えています。

 

今、残業ばかりで自分の時間が持ててない人、そんな人が家族や友人に居る人
ぜひこの本を読んでください。

 

* * * * *

 

 

こうした感想が寄せられるというのは、過労死、過労自殺がすぐそこにあるという現実を突きつけられたのだと思えます。

 

自分のすぐそばに死があることに気づけないのが、働きすぎて壊れてしまった人たち。

そんな悲劇を自分のことのように受け止め、それぞれのレビュー、感想、紹介を綴ったのがコチラです。

 

 

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