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ローションだって異世界脱出アイテムなんです!『異世界でも風俗嬢やってみた』
レビュー執筆者:たまごまご

 

日本の風俗技術は異世界一!?

 

日本は池袋から異世界に飛ばされてきたゆづき。彼女はベテラン風俗嬢。彼女は風俗店「夜あそびネコの泉」の売れっ子嬢として活躍中だ。彼女のもとに届くのは風俗のミッション。300歳以上の人。魔王。獣人。トレジャーハンター。

 

向こうから来るのを待ってなんていられないので、彼女は必死に相手を探し、こう言う。

「エッチなこと好きですか?」

 

異世界ものは今や一大ジャンルの一つ。となれば「異世界の性のあり方」も無視できないものになっていく。

 

この作品の面白いところは、ゆづきのプレイスタイルだ。異世界の風俗は基本、本番あり。ざっくりいうと売春。男女ともに、それが当たり前だと思っている。しかしゆづきは、本番はNG。これは彼女の持つ信念ゆえのものだ。

 

日本の風俗文化は、本番NGであるがゆえに、本番以外の行為の気持ちよさを追求し、あらゆる技が生み出されている。本番より快楽を与えるものはたくさんある、というのがゆづきの考え方。彼女はそれを極めるために池袋で働いていたため、異世界でも相手に対し、性技の限りを尽くす。

 

特に多く使うのがローションを使ったマットプレイ。異世界の人から見たら、スライムとまぐわっているかのような不思議な気分らしい。新感覚に思わず昇天。

 

そもそもお風呂を利用したソープスタイル自体が珍しい。日本の風俗で徹底されている衛生管理形態も、こちらの世界に持ち込んでいる。彼女自体は、ミッションをこなして自分の世界に戻ることを最重要視しているので、これらの技術を駆使するのは異世界脱出の「手段」であり、一時的なものなのだろう。とはいえすでに同じ店で働いている新人には教え始めてはいる。

 

彼女の技術がさらに継承されて伝搬していった時、異世界の性風俗も形態が変わっていく可能性が十分ありそうだ。

 

想像を上回るタイプの相手をもしっかりお相手している、ゆづきや他の嬢たち。お客さんを断るわけにはいかない、ここがプロの腕の見せどころ。挿れればいいというものではない。決して入れないけれども独自の技術で男(人間以外も含む)たちを手球にとるゆづきのエロティックなお仕事模様を楽しもう。

 

 

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異世界でも風俗嬢やってみた 1 (芳文社コミックス)
著者:森尾正博
出版社:芳文社
販売日:2019-08-09