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とにかく美味しそうなこのお魚の絵はこう描かれた?(空き腹注意!)『ふなだまさん』

魚が苦手な肉食児でした。

鶏の唐揚げさえあればもうオーケーで、一度母親が、一週間全てのお弁当を唐揚げにしたら流石に嫌がるだろうと黙って毎日持たせても、何の文句も言わずに毎日満足してました。かーちゃんは呆れてました

そんな私が、魚介に目覚めたのは、修学旅行で岡山に行った時でした。忘れもしない、瀬戸大橋の麓の町(児島)で、同級生と一緒にイカのお刺身を食べたのです。

イカは当時特に苦手で、本来食べられたものではなかったのですが、その時ばかりは瀬戸内海の街で食べた新鮮なイカの美味しさに、涙を流すくらい驚きました。食べながら、なくなりゆく美しいイカそうめんを愛おしく眺めていたこと、今でも覚えています。

それ以来、熱海で食べた鯵のたたき、富山の寒ブリの刺身、北海道のいくら丼、岡山の鰆丼、沖縄の真喜志市場で選んだブダイの煮付などなど、港みなとで食べる魚介に感動し続け、肉食児も今や好んでお寿司屋さんに行くくらいには大人になりました。

「さんまは目黒に限る」と言いますが、海べりで獲れたてのお魚を食べることは、日々是好日を旨とする食いしん坊人生にとって、欠くことのできない楽しみのひとつになっています。


あれ?絵のほうが美味しそうじゃない?


マンガには不思議な力があります。

先日第1巻が出た『ふなだまさん』には、実写のお魚以上に美味しそうに見える、不思議な魅力があるので、ご紹介させていただきたいのです。

『ふなだまさん』は、モーニング誌の短期集中連載ののち、続きも描かれ、めでたく8/23に単行本が発刊されました。


ふなだまさん(1) (モーニング KC)
著者:西川丸
出版社:講談社
販売日:2019-08-23

 

OLを辞め、ダーツの旅で港町に行きついた主人公志乃の前に、もふもふな柴犬が現れました。

なぜか喋りはじめる彼らは、船に憑く神様「ふなだまさん」で、豊漁と航海安全のご利益があり、奉られていると言います。それともうひとつ、とても食いしん坊で、供物としてお魚を好んで食べるというのです。

本作は、都会に疲れた志乃が、ふなだまさんたちに癒されたり、漁師の厳しさを教えてもらいながら(?)元気を取り戻していくお話です。

私が釘付けになってしまったのは、そこに描かれるお魚さんたちの、なんとも美味しそうなことなんです。作家の西川丸さんはTwitterも頑張っておられるので、ツイートでご紹介します。

 

 

西川丸さんのツイートは、美味しそうなお魚の出現率が高いです。
ぜひフォローを!

 

水産系の学校を出て、料理人もしたこともあるという苦労人(?)の著者が描くお魚は、食いしん坊な私から見るとある種のセンサーに引っかかって来るものがあります。

そう、多分この人も食いしん坊だわ、と。(勘です)

実はわたくし、板前修業をしたり、飲食業の立上代行など、都合4年ほど飲食系に関わり、先日も1軒ビストロのオープンに関わりました。

飲食業をやってるとわかるのですが、良い料理人にはひとつのギフト的能力がありまして、それが「食いしん坊」であることなのです。必須ではないけど、あったほうがより天才に近づきやすい。

ある日、当時お店全体のプロデュース補佐をしていた私に、現場の料理人が、「レシピ変えたんだけど、わかる?」と意地悪そうに聞いてきました。

私は一口食べて、瞬時に「マヨネーズの量変えたでしょ?」と見抜きました(まぁ、わかりやすい例なんですけど)それ以来、一目置かれた私は、仕事もスムーズにできたのです。

なんでこれが出来るって、勘なんです勘と経験。
そして、そこに至るまでの執拗な執着の原動力となった「食いしん坊力」

もちろん、自分も料理するとか、味だけではない色んな要素もあるんですが、究極的には「食いしん坊」だと、かなり色んなことをカバーできてしまうんですね。なんせ「興味」の度合いが違います。最早執念です。

わたし、普段こそ抑えてますが、業界の人たちと食事に行くともう、ずーっと食い物の話をしてます(笑)全く苦にならないというか、むしろ快楽なんですね。一般のお付き合いのある方でも、一部被害にあわれた方もいますw

そんな私がこの作品を見て感じたのは、「愛」と申しますかまぁその「食いしん坊センサー」です。

食いしん坊が描く絵は、ある種の呪があるのか、写真以上に美味しそうに見える装いがあるように思います。良い意味でデフォルメと申しますかね。

私の処女小説も、超絶美味しそうな絵を表紙絵にいただいたんですが、描いてくれたイラストレーターの松野美穂さんも超食いしん坊です。愛してますもうw

もちろん、西川丸さんも不断の努力をされています!ツイートからもそれは見て取れます。

取材で港に行かれたんでしょうね。
良いなー。美味しそうだなー。
あと、お魚にマヨネーズとか、ほんと良いよねー、良いよねー。


そんな『ふなだまさん』の魅力は、これはもう目で楽しんでいただくのが一番です。

以下にためし読みのリンクを置いておきますので、是非ご覧いただき、お魚を食べたくてしょうがなくなる「魚腹」になっていただければと思います。

いや、本当に美味しそうですので^^

 

>>『ふなだまさん』ためし読みは、こちら。

 

 

魚腹になってくださったみなさんへ、最近私がお気に入りの神保町のお寿司屋さん貼っておきます。最近流行の赤酢のお寿司をお求めやすい価格で出してくれる良心的なお店です。

 

私のおすすめは、ランチのAとB(3ネタひとつずつ一皿に載ってる)を同時に頼んで、2皿分のお値段で6ネタいただくことです。なんか毎回、自分の食べたことない貝のお寿司が食べれて楽しいのです。

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