TOP > 甲子園 > PL学園対横浜延長17回に痺れた高校野球好きに捧ぐ鎮魂曲『バトルスタディーズ』社長戦記Ⅳ

PL学園対横浜延長17回に痺れた高校野球好きに捧ぐ鎮魂曲『バトルスタディーズ』社長戦記Ⅳ

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
漫画大好きっ子34歳。ナンバーナインの小林です。

早速ですが夏の風物詩、高校野球が盛り上がっていますね!

真夏の炎天下での開催に賛否が問われている高校野球ですが、球児たちの全力のプレーにはいつも勇気を貰います。

僕も2年前から毎年甲子園に足を運び、球児たちのプレーに、ブラスバンド部の応援に、チアリーダーの笑顔に、ビール売りのお姉さんに夏を感じ、パワーを貰っています。

 

高校野球の魅力はなんと言ってもその儚い青春にあります。



3年間、人生のすべてを捧げた野球に対して、たった一度の敗北すら許さない過酷なトーナメントを勝ち残ったチームだけが優勝する。しかも3年生は負ければ即、引退。残酷だからこそ、一瞬の輝きの様に光り輝く球児たち。

一度でも甲子園に行けばその魅力が伝わるはずです。

アルプススタンドからの声援を背に頑張る高校球児は間違いなく夏の主役です。

そんな高校野球の裏側。いや正式には裏側ではないですが、高校野球の綺麗な面だけでなく、残酷でリアルな上下関係を描いている作品が今回紹介する『バトルスタディーズ』です。



素でエグい高校野球


現在は廃部になってしまったPL学園をモデルにしたDL学園に入学する主人公たち。
そこで経験するのは、鬼の上下関係。DL学園では1年生は人間ではなく奴隷だったのだ。。。

作者のなきぼくろ先生がPL学園高校野球部出身(しかも9番ライトで甲子園出場)だから、この話はおそらく限りなくリアルに近いだろう。

暴力を、体罰を肯定するつもりは一切ないが、少し前までの強豪私立野球部は大なり小なりこの漫画と同じ様な境遇で生活していたのではないか?

そもそも高校野球はプロ野球よりも残酷な競技だ。3000校以上が参加する高校の中で優勝するのは1校のみ。

甲子園に出場するのすら至難の技である。

そのために、中学時代から力のある有力選手は親元を離れ、こぞって強豪私立に入学する。

都立のチームが甲子園に出場するのすら数える程しかない、強豪私立の為の祭典。それが高校野球だ。

そんな強豪私立の頂点に君臨する野球部の日常は素でエグい。

朝から晩まで野球漬け。なのは2、3年だけであり、1年生の仕事は主に雑用である。

中学時代に全日本に選ばれた選手が最初に行う仕事が上級生のユニホームの洗濯である。

返事は「はい」か「いいえ」のみ。私語は禁止されている。

ゴメス!!!!

なんの為に強豪野球部に入学したのかわからなくなってしまう日々。

脱走する同級生、先の見えない下っ端生活。

それでも、甲子園という夢の舞台に立つ為に、考えられない様な理不尽と向き合っていく主人公たち。

すべては甲子園の為に。




夏の魔物はドラマを欲している


夏の甲子園には魔物が棲んでいる。

高校野球好きには有名な格言だが、高校野球ほどドラマが生まれる競技はないだろう。

それは数多くの名作たちが証明してくれている。

『タッチ』『H2』『ドカベン』『ダイヤのA』『ラストイニング―私立彩珠学院高校野球部の逆襲』『おおきく振りかぶって』『砂の栄冠』『最強!都立あおい坂高校野球部』などなど

数多くのドラマが僕たちを高揚させる。

『バトルスタディーズ』でも最強世代と称される3年生の最後の夏にドラマが生まれる。

いや、ドラマが生まれてしまったのだ・・・!

詳しくはネタバレになるのでここには記載しないが、もし自分が関係者だったのなら、彼らの涙に何を思うだろうと考える。

野球しかしてこなかった3年間。

奴隷の様な生活に耐え、凌ぎを削り合い、やっと掴んだレギュラーの座。

それが一瞬で無に還る瞬間。

それは優勝校を除く全国3000校以上の野球部に実際に訪れる現実なのだ。

だからこそ高校野球はドラマティックである。

限りなく残酷で、限りなく煌めく一瞬なのである。



「努力・友情・勝利」の王道スポ根漫画とはひと味違う魅力を持つアウトローな野球野球


ともすると暗くなりそうな内容の
『バトルスタディーズ』ですが、センスのよい笑いを織り交ぜながら描くことで、笑いあり涙あり、心地よいキレ味を感じさせてくれるところが本当に素晴らしいです。

甲子園に出るために、人生のすべてを懸ける高校球児たちの勇姿を是非自分の目で確かめてください!!



 

Twitterのフォロワー数10,000人を目指しています。
向かおうとする意志さえあれば、いつかはたどり着くだろう?

よろしければフォローお願いします。

僕のツイッターはこちら