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巨乳は巨乳なりに悩みが尽きないってこと、わかってほしいんです!『ふくらみふくらむ』

突然ですが、胸の大きい女性は好きですか?
自分で言うのもなんですが、私はそこそこある方です。

 

大学時代は女友達から妬まれながら触られ揉まれ、社会人になっても先輩や取引先から「おっきいよね?」と言われ………。
私は特にそんな扱いが嫌なタイプでもないので「まあそうですね〜!」と答えてきました。

 

すると一定層から、こんなことを言われるんです。

 

「そんなにあったら人生楽しいよね!」
「(胸元開いた服着てたら)ねえそれ見せつけてる!?」
「あ〜私もおっきくなりたい!ずるい!」

 

……うーーーん、なんだこのモヤモヤは……。

 

そしてそのモヤモヤを少しでも口に出そうものならバッシングを受けます。
嫌味かと怒られたり、過度な謙遜に受け取られたり反応は様々ですが、その度に反論すら許されないのか…!! と不満は募るばかりです。

 

今日はそんな気持ちを代弁してくれる漫画『ふくらみふくらむ』をご紹介したいと思います。

 

名は体を表す!?盛盛実乃梨(もりざかりみのり)の悩みは…

 

しがない24歳のOL、実乃梨は盛ってるつもりは無いのにでっかい胸を持っています。
その存在感は凄まじく、男女の垣根を超えてあらゆる視線が集まります。

 

そんな彼女の悩みはもちろん、胸が大きすぎること!

 

 

©水瀬マユ/双葉社

 

©水瀬マユ/双葉社

 

 

なんともまあ不憫な日常です。

 

さすがに彼女の足元には及びませんが、「着る服=入る服」「走るとみっともない」は分かる分かる~!って気分になりました。

 

私は比較的胸元が開いた服を着がちですが、なにも見せつけたいわけじゃなくて、単に襟元が詰まってると胸が苦しいんだよ!!といつも心の中で言い訳しています。

 

ゆったりめの服を着ると太って見えるし、胸がつかえて着れない服が多すぎるし、バブみを求める変な男が寄ってくるしブツブツブツブツ……。

 

そんな共感せざるを得ない実乃梨ですが、気になる男性がいるようです。
その相手とは、社内で唯一胸ではなく目を見て話してくれる先輩・金城さん。

 

どんな甘くてちょいエロなラブを見せてくれるんだー!?と期待していたら、なんと金城はおっぱいが小さいほうがいいらしい!という、ドタバタ奮闘記となっています。

 

コンプレックスも自分の一部

 

この漫画の中で、ひとつのテーマになっているのはコンプレックスを自分自身が受け入れることです。

 

悩みは本当に人ぞれぞれ。

自分が抱いているコンプレックスが、もしかしたら他人から羨ましがられるような大きな魅力かもしれませんし、克服するにもまず受け入れてから解決法を模索するほかありません。

 

本作では、ありのままの自分を好きな人が受け入れてくれたことで、自分の気持ちに折り合いがついたといった展開もありますが、同時に悩みを人に打ち明けることに対する葛藤なども描かれていて、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだな」といった気持ちにさせてくれます。

 

そしてギャグベースで明るく問題を解決していく主人公・実乃梨を見ていると、なんだか前向きな気持ちになれた自分もいました。

 

 

この漫画を読んで、いろんな悩みを抱えた方が少しでも元気になってくれればいいなーと思いつつ、やっぱり一番の見どころはちょっとしたお色気シーンだったりもするので、ギャグ好き、エロ好きの方にもおすすめです(笑)

 

同じ作者の短編もいくつか入り、短めの読みやすい漫画なのでぜひお手に取ってみてください!

 

文:こまちゃん(@koma_ja

 

 

>>>無料立ち読みはこちらから

 

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