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何かに悩んだ時こそ哲学!哲学は面白いと気付かせてくれる漫画『ねじの人々』【全3巻】

「我思う、故に我あり」

 

これは哲学者、ルネ・デカルトの言葉です。

「この世の全てを疑っても、疑ってる自分自身は否定できない」という意味だそうです。

 

たくさんの哲学者が哲学を研究し、名言を残していますが、とかく哲学というと、難しい言葉や考え方が多い……というイメージではないでしょうか。

なかには「哲学って必要なの?」と思う方もいると思います。

けれど、何かに悩んだときこそ哲学の出番なのです!

 

そこで今回ご紹介するのは、「哲学って面白い」と思わせてくれる漫画『ねじの人々』(全3巻)。

頭のネジを回し続けると、見たこともない世界が見えてくる!

哲学入門として、まさにおすすめの作品です。

 

 

ねじの人々 1 (裏少年サンデーコミックス)
著者:若木 民喜
出版社:小学館
販売日:2015-10-16

哲学とは考えるところから始まる

主人公の男子高校生、根地大和(ねじ・やまと)は、普段通りに授業を受けていたある日、自分の名前が呼ばれることにモヤモヤし出します。

また自分の名前をじっと見ていても、モヤモヤします。

 

次第に

「ボクは、なぜボクなんだ?」

「なぜ、ボクはボクとして今ここに、こうして座ってるんだろう。なぜだ!?」

と考えはじめます。

 

すると根地の頭からネジが生えてき、そこからさまざまに登場してくるキャラクターたちと考えては答えを探し、また考えては答えを探す生活を送ります。

 

 

なぜ人は考えるのか

根地は「ボクは、なぜボクなんだ?」をスタートに、答えが見つからない問いをどんどん自分に問いかけていき、その度にモヤモヤします。

一度は皆さんも、「自分は何者なんだろう」と考えたことがありませんか?

 

でも、どれだけ考えても「答え」は見つからない……。

「答えだ!」と思っても、その答えに対してまた疑問が生まれます。

 

主人公が考えモヤモヤしているとき、そこに現れた女子高校生、万子(まこ)に、「コギトになってしまったキミは、永遠に答えにたどり着けないわ」と言われてしまいます。

 

コギト(cogitare)とは
ラテン語で、考えるや意識するといった意味を表します

 

そう、人はどれだけ考えても「答え」にはたどり着けないのです。

ではなぜ人は考えてしまうのでしょうか。

不安だから?

考えることで幸せになれるから?

 

人が考えてしまう理由。

それはぜひ漫画を読んで確認してみてください。

あなたの世界が広がり、背中を押してくれると思います。

 

 

哲学書よりわかりやすい、哲学漫画

冒頭でも言いましたが、哲学と聞くと「難しそう」「とっつきにくそう」「そもそも哲学って必要なの?」といったイメージを持つ人もいるかと思います。そんな近寄りがたい哲学を、『ねじの人々』では払拭できます!

 

 

©若木民喜 / 小学館

 

 

 

漫画を読み進めていくと、ハッとさせられる言葉や、これは自分にも当てはまるのでは? と思う内容がたくさん詰まっています。

 

内容をいろいろ紹介したいのですが、部分的に切り取ってしまうよりも、第1巻から順に読み進めてもらうほうが哲学の世界に入り込めるため、ここでは詳しい紹介を割愛します……!

 

『ねじの人々』は3巻で完結しています。

1巻では「答え、真理、存在…etc」、

2巻では「恋愛、多数決、正しさ…etc」、

3巻では「実存、働く、物語…etc」、

と身近にあるテーマを扱っているため、自分のことと照らし合わせながら読み進めることができるのです。

 

この漫画を読み終えた後、自分の人生に哲学を取り入れたくなるほど、哲学って面白いんだと気付かせてくれる『ねじの人々』は、裏サンデーのwebサイトで、1話・2話が無料試し読みになっています。

 

ぜひ人間が考え続ける理由を知り、人生を豊かにしてください!

そして……

 

哲学の世界へようこそ!

 

 

ねじの人々 1 (裏少年サンデーコミックス)
著者:若木 民喜
出版社:小学館
販売日:2015-10-16
ねじの人々 2 (裏少年サンデーコミックス)
著者:若木 民喜
出版社:小学館
販売日:2016-07-15
ねじの人々 3 (裏少年サンデーコミックス)
著者:若木 民喜
出版社:小学館
販売日:2017-02-17