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姉の失態を弟がカラダで償う!伝統を守るため姉の婚約者に夜這いするハメに…BL漫画『カラスの嫁入り』
レビュー執筆者:アキミ

 

BL漫画『カラスの嫁入り』

 

桜坂稲荷神社の跡取りには、代々、神使である狐の宇迦様と話せるという特別な力があるのですが、25歳ごろになるとその能力が衰え始めます。そこで、同じような力を持った家の娘と婚姻を結び、身体を重ねることで力の衰えを緩和して次世代に繋いでいっていました。そのサイクルがなんと400年

 

……長いような気もしますし、いやでも江戸時代ですよ? って考えると神社的な意味では割と最近な気もしてきます。いっそ2000年とかにすればよかったのに、などと余計なことを思ってしまいました。

 

さて、本題です。跡取りである理央は、もちろん物心ついたときから将来結婚する相手が決まっており、恋愛とは無縁な生活を送っていました。神様の使いである宇迦様の託宣を一般人に伝えるというお仕事を、日々淡々とこなしていたのです。が。ある時、その婚約者の百合がいなくなってしまいます。力が衰え始める年齢だというのに、代わりになる妹はまだ13歳で結婚はできません。さてどうしたものかとなったその時。

 

なんと百合の弟・が現れて言います。

 

「姉の代わりに俺の身体を使ってください!!!」

 

男なので子供は産めないけどヤるだけならできるから、妹が結婚できる年になるまでの繋ぎにしてくれと訴えてきます。しかも親に言われていやいや来たのかと思いきや、親に黙って自主的にやってきてるんですよね。アグレッシブな受さんです。

 

最初は凪を家に帰そうとし、もちろん元婚約者の代わりにするつもりなどなく、実家に居場所がないなら家にいればいいくらいの気持ちでいた理央ですが、好きだと迫られ、夜中に夜這いをかけられたりとひたむきに迫られるにあたって、あっけなく陥落します。

 

恋愛初心者の理央は、積極的に誰かを好きになったことすらなかったので、たとえ相手が男でも迫られたことでコロッといってしまったのです。

 

凪は意思疎通のできるカラスと一緒にいるんですが、このカラスも、やってることはただの子姑なんですが、なかなかツンデレで可愛いです。狐の宇迦様とセットで紙面に癒しを振りまいております。

 

血統を最重要視してきた神社の跡取り息子の恋人が男というのは色々だいぶまずいのではと思うのですが、お互いの両親はかなりあっさりこの恋愛関係を認めてくれて、なんなら逃げた元婚約者が戻ってきたというのに結局は男同士で大団円になりました。これまで神社に託宣を聞きに足繁く通っていた皆さんは、今の代のうちに自力で進む道を決められるようになるといいですね!

 

なかなか重めの設定ですが、内容はドタバタなお家騒動ラブコメです。肩の力を抜いて気軽に萌えていきましょう。

 

 

カラスの嫁入り (マーブルコミックス)
著者:佐倉リコ
出版社:東京漫画社
販売日:2019-06-21

 

 

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