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幼女×キモ こんなジャンルの作品を待っていた!一部マニアの心に深く突き刺さるバトル漫画『うわようじょつよい』
レビュー執筆者:たまごまご

 

バトル漫画『うわようじょつよい』

有明に巣食うOTAたちを、幼女たちがハラワタ散らしてなぎ倒す
2000年初頭からネットで使われていた「ぅゎょぅι゛ょっょぃ」というスラング。明らかに力の差がありそうな相手を、幼い女の子が物理的になぎ倒していく様子いいよね、的なニュアンスの単語だ。

 

この作品は、タイトルと表紙の通り、女子小学生たちが物理攻撃でもりもりぶっ殺していくマンガ。幼女最強な世界を見たい人には間違いなくオススメ。ただしグロ描写はちょっと多め。その組み合わせがとてもいい。

 

某同人誌即売会三日目、異星人「OTA(オーガニズムテレーンエリア)」が現れて有明は占領されてしまう。異星人たちのシールドは触れると何もかも消滅してしまう強力なもの。人類は慄いたが、なぜか中にいる異星人たちはシールドから出て人間を襲ってこない。

 

研究により、女子小学生のみがシールド内に入れることが判明。女児向けのアイテム型に改造した最新兵器を手に、少女たちは異星人の巣窟に降りていく。

 

メガネの少女・尾滝つばさ(10)が持っている「マジカルステッキ」は、超音波振動素子を利用して、接触するもの全てを切断する、というかなり凶悪な武器。異星人たちにむかって振りおろせば、子供の力でもあっさり身体をミンチにできる。

 

他にも防犯ブザー、少女漫画雑誌、ビーズなど、女児ならではのアイテムが兵器として登場。ロリ同人誌を拾ってニヤニヤする異星人たちを屍にしていく。

 

兵器のエネルギーは幼女が食べたマグロポイント(MP)から生まれる、など設定も奇妙なもの揃い。

 

現時点では異星人たちは害を及ぼすでもないし、何をしに来たかもわからない。ロリ同人誌は好んで見ているのに、熟女同人誌は苦手。でもロリコンなのかどうかは、いまいちわからない。

 

『団地魔女』なども描いている作者、派手な看護婦先生の作品は、世界に珍妙な出来事が起こる中、原因よりもそこで少年少女らがどう成長するのかに重点を置いて描いている。

 

OTAと戦う幼女たちは、無邪気だ。大人に言われたとおり、ポケモンを集める感覚でOTAを討伐している。悲しみや苦しみは、今はあまり見られない。正義の使命も感じていないし、倒す快感があるわけでもない。

 

少女漫画雑誌で撲殺する斧寺青(10)は、積極的にOTAを倒そうとしている一人。それはOTAに対する何らかの感情があるからではなく、他人より優れていないと気が済まない、負けず嫌いだからだ。倒したOTAの数を優越感のためにこっそりカウントしている、というのは非常子供っぽくて生々しい。

 

作中の幼女たちは物理的に強い。と同時にあまり考えていないがゆえに、メンタルが強いそうに見える。しかし自分たちが性的対象として見られていることに気づいたらどうなるのだろう。何が起きているか理解しはじめたとき、今までのように無邪気でいられるのか。

 

無知は強い。でも本当の意味で強くなるのは、あらゆる事象を知って、乗り越えた時だ。その後でも、彼女たちが「幼女」に該当するのかどうかはわからない。

 

 

 

 

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