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『はしれ走』は『キャプ翼』以上の熱血サッカー漫画の金字塔だった

『キャプテン翼』以上に心を熱くさせてくれた少年サッカー漫画

 

サッカー漫画の金字塔作品と言えば、誰もが思い浮かべるのは『キャプテン翼』だと思います。

 

それは確かに否定できません。

 

『キャプテン翼』は1981年から少年ジャンプで連載を開始し、後にテレビアニメ化もされて世界的にも大人気作品となりました。

 

しかし、時を同じく当時の少年サンデーで連載を開始した熱血少年サッカー漫画作品があります。

それが『はしれ走』(みやたけし)です。

 

少年時代、クラスメイトはみんな少年ジャンプの『キャプテン翼』に夢中でした。もちろん私も読んでましたし、ドライブシュートだってクラスメイトと一緒に練習しました。

 

でも、その一方で負けないくらい、いや、それ以上に心を熱くさせてくれた少年サッカー漫画が私にとっての『はしれ走』だったのです。

 

なぜ、あの当時あんなにも(『キャプテン翼』以上に)『はしれ走』に夢中だったんだろう?

 

そう思いながら、また『はしれ走』の単行本全11巻を読み直してみました。

 

あらすじ
サッカーの魅力に取りつかれた少年たちの青春群像劇サッカー漫画。運動音痴(ウンチ)で球拾いばかりやらされていた小学5年生の少年=通称“ウンたま”の走(かける)が、ライバル達との衝突により少しずつ成長していく姿を描いている。

振り向かずにそのまま後方へ球を放つ“ウンたまシュート”や、左→右と瞬時に二度蹴り上げることにより加速度的なバックシュートを放つ“ビシバシシュート”など、様々な必殺シュートが登場するのが特徴。

 

あらすじだけを見ると“あの時代”に多く存在した熱血スポーツ物の1作品に見えるかもしれませんが、改めて全巻読み直してみて、やはりこの作品の特殊性に気づかされました。

 

“熱血の熱量エネルギーが半端ない!”

 

もう、ね、本当にコレに尽きます。

 

主人公・走(かける)とそのライバルとの関係性の作り方も熱血の度合いが違いすぎる。

 

 

エピソードひとつひとつが熱くてたまらない!

 

ライバルである高句陽一朗は走との試合の中でとてつもない破壊力を持ったスライディングを受けて、アキレス腱を断裂(もちろん故意ではなくとも反則)してしまいます。しかしそのアキレス腱が切れた足で試合に出たりします(痛みをこらえて泣きながら)。

 

家庭の事情で引っ越すことが決まっているマネージャー女子と少しでも長くいたくて、どんな手段を使ってでも試合に勝とうとする対戦相手のライバル(男)。

 

チームメイトであるにも関わらず同じ女子を好きになってしまい、走とはライバル関係にあるクールな葦谷くんとの衝突や共存関係も見もの。

 

とにかく全エピソードが泣かせに来ます。

 

私も久しぶりに読んで泣きました。

 

80年代(昭和)の熱くてたまらない熱血少年サッカー漫画を、今こそみんなに勧めたい!

 

はしれ走
著者:みやたけし
出版社:オフィス漫

 

 

ちなみに。

この『はしれ走』には続編があります。

 

当時の少年漫画誌はやはり今とはだいぶ違っていて、『はしれ走』は少年サンデー誌上でも絶大な人気作品だったのですが(単行本を読めばわかりますが巻頭カラーの頻度が異常)、ちょっとでも人気に陰りがあると即打ち切りという時代でした。

 

1984年に打ち切りとなってしまった『はしれ走』の続きが増刊サンデーでそのまま読めるという粋な始まりでした。

しかも『はしれ走』は小学5年生だったのに、新しく始まった『ストライカー列伝』では、いきなり高校生という衝撃的な熱さ。

また小学校の時のライバル達は全国の高校にバラバラに進学していて、全国大会でかつてのチームメイトやライバル達と再び激突するという熱血展開です。

もちろん新しい必殺シュートも登場します。

 

『はしれ走』全11巻を読んだら、そのまま『ストライカー列伝』全3巻を読みたくなるのは間違いないので、こちらにリンクを貼っておきますね。

 

ストライカー列伝
著者:みやたけし
出版社:オフィス漫

 

残念ながら『ストライカー列伝』自体も打ち切りで終わってますので唐突に物語は幕を閉じますが、『はしれ走』『ストライカー列伝』合わせて14冊を読めばしっかりとあなたの心に火をつけてくれることだけはお約束しますので、ぜひ読んでください。

 

やっぱ熱血少年サッカー漫画は『はしれ走』だぜ!