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「文化庁メディア芸術祭」受賞マンガって?日本を代表する作品とは

 

文化庁メディア芸術祭をご存じですか?

 

1997年にスタートした、アート/エンターテイメント/アニメ/マンガの4部門において優れた作品を表彰し、広く知ってもらうためのフェスティバルです。

 

世界数十か国から数千にのぼる作品応募があり、受賞すると国内外に向けて展示開催やイベント等を行い、国際的に認知も高い催しです。

 

2018年第22回開催のなかで、マンガ部門の大賞・受賞作品をみてみましょう。

 

 

2018

大賞:『ORIGIN』Boichi

非常に高い作画力と、難しい時代設定を巧みに描ききったこと、洗練されたユーモアが受賞理由となりました。(審査員講評全文はこちら

 

 

 

 

優秀賞には、問答無用のおもしろさと評された『宇宙戦艦ティラミス』(原作:宮川 サトシ/作画:伊藤 亰)、BL・男色・腐女子という固定観念を超えた『百と卍』(紗久楽 さわ)などが選ばれています。

 

 

百と卍 (onBLUEコミックス)
無料試し読み
著者:紗久楽 さわ
出版社:祥伝社
販売日:2017-02-25

大賞はさすがの名作揃い

第20回(2017年)に大賞となったのは『BLUE GIANT』。マンガ新聞上でもレビューをしていただいた骨太の読み応えの作品。

(『BLUE GIANT』のレビューはこちら

BLUE GIANT (1) (ビッグコミックススペシャル)
無料試し読み
著者:石塚 真一
出版社:小学館
販売日:2013-11-29

19回では「マンガ大賞2015」にも輝いた『かくかくしかじか』(東村アキ子コ)、

(『かくかくしかじか』のレビューはこちら

 

 

17回は、長いシリーズのなかでも、卓越した演出力と少年マンガのコマ割りの新境地を拓いた『ジョジョリオン』(荒木飛呂彦)、優秀賞にあの名作『昭和元禄落語心中』(雲田はるこ)がありました。レベルの高い年度と言えるでしょう。

(『昭和元禄落語心中』のレビューはこちら

 

 

昭和元禄落語心中(1) (KCx)
無料試し読み
著者:雲田 はるこ
出版社:講談社
販売日:2011-07-07

14回(2010年)がすごすぎる

大賞に『ヒストリエ』(岩明均)、優秀賞に『孤高の人』(坂本 眞一/原案・新田 次郎)、『ぼくらの』(鬼頭 莫宏)、『レッド』(山本直樹)など。

(『ヒストリエ』のレビューはこちら

審査委員会推薦作品に『アオイホノオ』(島本和彦)、『3月のライオン』、(羽海野 チカ)、『cocoon』(今日マチ子)、『さよならも言わずに。』(上野顕太郎)、『とめはねっ!鈴里高校書道部』(河合 克敏)、『進撃の巨人』(諌山 創)などなど……。

約10年前にすでにこのような評価がされていたのですね。

今回は日本人作家の受賞作にスポットを当ててみましたが、海外作品の受賞もあります。

国のクールジャパン政策が微妙な感じと言われているなか、文化庁メディア芸術祭の受賞作には注目していきたいです。またのレポートをお楽しみにしてください。