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魔法少女+ヤンキー+ガチバトル!『間違った子を魔法少女にしてしまった』の勢いがスゴい

世界征服を企むモンスター・アタスンモから地球を救う使命を持つ謎の生物「ミュ」は、切羽詰まっていた。 

地上に襲い来るアタスンモが目前に迫り焦るなか、どう見ても魔法少女にピッタリの美少女がちょうど通りすがる。

大急ぎで一方的にさっさと特別な力を与えるが、与えた瞬間、彼女が超絶ヤンキーであることに気が付いた。

 

「あ、間違えちゃった……」

 

この雑さ、心から素晴らしい。わずか3ページでもう理解した。これは名作。

 

 

 

©双龍/新潮社

 

 

©双龍/新潮社

 

 

真風羽華代(まじば・かよ)。ヤニをこよなく愛し、ダダ漏れの殺気と低すぎる怒りの沸点を持つJKだ。

魔法を使える選ばれし人間にうっかりされてしまったのだが、魔法を使うまでもない逸材であった。

素の状態でアタスンモをフルボッコ。めんどくせえなあと言いながら生き生きとぶっ殺しまくる。

 

すがすがしいワンパン

魔法少女のお約束・魔法ステッキは、「バールのようなもの」として物理使用。

全身から打ち込むワンパンはアタスンモの頭を吹っ飛ばす。

タバコを咥えて魔法少女コスチュームになり、ライバル魔法少女にも男女平等パンチを食らわせる。

 

華代の瞬殺ぶりがよくわかる勢いのある書き込みと、とにかく勢いのよいストーリーで、ひたすら「勢いがスゴすぎる」と笑えてくる。

 

 

©双龍/新潮社

 

 

©双龍/新潮社

 

 

©双龍/新潮社

 

 

渾身の一撃には、いつもパンツが丸見えなのだが、全くありがたくないのはなぜだろう。

 

いろいろ、わかってらっしゃる

華代はとんでもなく強い。魔法少女以前に、対アタスンモ人間兵器なのだ。
そのカリスマ性にひれ伏す舎弟・雅二戸霊(まさにど・れい)。
華代と正反対の品行方正なライバル魔法少女・秀斎奈子(しゅうさい・なこ)。
作者の双龍先生はこの雑さがもたらす正しいアホさをわかってらっしゃる。
さらに、華代の気持ちいいブチ切れ具合。

 

 

©双龍/新潮社

 

 

無意味に見えているパンツも丁寧に書いていらっしゃる。
もう、いろいろとわかってらっしゃる先生なのだ。

 

私が2018年で読んだマンガでTOP5に入る名作。
現在6巻まで発売中だ。
バトルやキャラがますます濃くなっているので、もちろん私は完結まで追いかける。

 

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50万部突破、おめでとうございます!