TOP > マンガ新聞レビュー部 > 「知人の自殺」を経験したこともあるホリエモンが読む『ROUTE END』

「知人の自殺」を経験したこともあるホリエモンが読む『ROUTE END』
ROUTE END 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
著者:中川海二
出版社:集英社
販売日:2017-06-02

連続殺人犯と特殊清掃業と社会の関係を描く物語だ。

 

世の中には多くの自殺予備軍が存在する。私の周りでも知人が自殺することはたまにある。自殺未遂者の多くは助かってよかったと思うのだそうだ。軽い鬱の時が一番やばくて一人で部屋に帰ってきたら突然死にたい気分になって自殺を試みるらしい。たまたま誰かに見つかって死の淵から蘇るのである。

 

主人公は殺人や自殺、突然死などで亡くなった人の部屋を清掃する仕事をしている。特殊清掃業と言われるジャンルの仕事である。その背景には母親を自殺で亡くして精神のバランスが崩れそうになったことがあるらしい。そんな彼らの日常に連続殺人犯「END」がやってくる。死体をバラバラしてENDの形に並べるという猟奇殺人犯の事件が連続して発生したのである。

 

そして、主人公の元上司である社長が失踪する。そんな彼もENDにやられてしまうという複雑な展開だ。同じく弟を自殺で亡くした女性刑事との交流や数々の怪しい人物が現れて物語は複雑化してくる。どんどん明らかになっていく新事実はさながらミステリー小説のような展開である。

 

物語は既に完結しており最後の結末まで読むとが可能なので一気に読んでしまった方がいい作品かもしれない。