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「究極のAVとは!?」この問にあなたは答えられますか?『オーダーメイド』(全4巻) 荒井 健太郎

GWの連休は、いかがお過ごし予定でしょうか。

アクティブに出かける人もいれば、私のように家でゴロゴロしたいという人もいるかと思います。

今回はそんなゴロゴロ族にコーラとポテトを片手に楽しんで欲しい完結漫画のご紹介です。

 

さて、男性のみなさんなら一度は考えた究極の問いの答えを教えてくれるのが、今回紹介する漫画『オーダーメイド』です。

 

 

オーダーメイド 1 (芳文社コミックス)
著者:高橋一仁
出版社:芳文社
販売日:2014-07-08

 

「究極のAVってなんだろな?」

 

えっ? うーん、女優は〇〇で、シュチュエーションはうんたらかんたら……飲み会の席で始めれば尽きることがないこの話題です。

しかし、この問いに明確に答えられる人はそうそういないのではないでしょうか。そんな、究極の議題をテーマにしたのがこの漫画です。

 

この漫画はとある裏物AVショップにあると言われている500万円もするAV……(高いww)

 

 

©高橋一仁/芳文社

 

 

500万をかけると、自分の望むAVを購入することができる。そんなサービスを巡る物語です。

(自分の本当に望むものがわかる時点ですごいですけど、その点では登場人物は誰も自分に本当に必要なものはわかっていないのかもしれません。)

 

この物語のポイントは2つあります。

1つ目は500万のAVを買う人の根本的な異常性がおもしろいこと。2つ目は、なぜ主人公がこんなサービスを続けているのかという点です。

 

買う人はモンスターペアレンツへの復讐を企む先生、過去の女を忘れられないエリートサラリーマン、人生の最後に遺伝子を残すために性欲を復活させたいじじいなどなど様々な人が登場して、500万を払って希望のAVを手に入れます。

 

たとえば、じじいは色々やってもまったくうまくいかないわけですが、最終的には……

 

 

©高橋一仁/芳文社
©高橋一仁/芳文社

 

 

このじじいくらいだったら気楽なものですが、他の購入者の闇は深く、最終的に妄想と現実の区別がつかなくなってしまいます。

ただそもそも、こんなAVを買う人たちですから、もともとだいぶ頭がおかしいと思いますが……。

 

たとえば、過去の女が忘れられないプライドの高いエリートサラリーマンはこのようになってしまいます。

 

 

©高橋一仁/芳文社

 

 

いい感じに目が逝ってしまっていますね。

さらに、次の登場人物に至ってはサイコパス以外の何者でもありません。

 

 

©高橋一仁/芳文社

 

 

という具合に究極のAVを買ってしまうと、あまりの衝撃故に精神が崩壊してしまう……という設定です。

 

さらに、頭に浮かぶ疑問はこんな衝撃的なAVを誰が作っているの?ということですが、それがこの漫画の一番の肝です。

2巻以降では、この衝撃的な、というか普通に色々法律に引っかかりそうなAVを作る人を、とある被害者兼雑誌編集者が調べ始めます。

 

漫画自体は究極のAVに纏わる物語と、その裏で走る「なぜこんなAVを作るのか」という大きな物語とともに進行していきます。

 

 

©高橋一仁/芳文社

 

 

そして、この究極のAVの製造方法が知りたい人は、ぜひ漫画を読んでお楽しみください。

 

たとえいくらお金を積んでも自分の業からは逃れることができない。そして、望んではいけないものを望んだ者は最終的に不幸になってしまう。

人には望んでいいものと望んではいけないものがある。理性で本能を抑えるということがいかに大切かを学べるそんな漫画です。

 

よいGWを!

 

 

(レビュアー:荒井 健太郎)

 

 

オーダーメイド 1 (芳文社コミックス)
著者:高橋一仁
出版社:芳文社
販売日:2014-07-08
オーダーメイド 2 (芳文社コミックス)
著者:高橋一仁
出版社:芳文社
販売日:2015-01-15
オーダーメイド 3 (芳文社コミックス)
著者:高橋一仁
出版社:芳文社
販売日:2015-07-16
オーダーメイド4 (芳文社コミックス)
著者:高橋一仁
出版社:芳文社
販売日:2016-03-16