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いいから黙ってとにかく読んで!『宇宙兄弟』最新刊が良すぎてむせび泣くから!!

本日発売の『宇宙兄弟』35巻、とにかく一刻も早く読んだ方が良いですよ!

良すぎますから!

私からは以上です。

 

と、レビューを終わらせて再び読みに走りたいほど、とにかく今回の最新刊はヤバいです。

 

宇宙兄弟(35) (モーニングコミックス)
著者:小山宙哉
出版社:講談社
販売日:2019-03-22

 

いや、『宇宙兄弟』的に言うと“バヤい”。

 

「はいはい、そりゃあんた、身内だもの褒め称えるでしょうよ」と思った方、実に鋭くいらっしゃる!そう。わたくし、マンガ新聞のレビュアーですが、実はマンガ『宇宙兄弟』のスタッフでもあるのです。だからそりゃあ褒めるのは当たり前なんですけど、

 

スタッフとかスタッフじゃないとか、そんなのはどうでもいいんです!!

 

とにかく良いもんは良いんだ!!

 

この巻に収録されるストーリーのネームが送られてきた時、私はたまたま、有楽町の東京国際フォーラムの前を歩いていました。取り急ぎ、スマホで読んだんですが、あまりに良すぎてハラハラと泣けてしまったのです。即、大きな画面で読みたい欲に突き動かされた私はベンチに座り込んでパソコンを開き、さらに泣きまくってしまったのでした。

 

中年女がスマホを見ながらハラハラ泣き、パソコン開いてさらにハラハラ泣く有楽町20時……

 

それほどハートを撃ち抜かれる回が、今回の『宇宙兄弟』35巻には収録されているんです!これまでも、ネームや原稿を拝読するたびに感動してきましたが、ここまでハートを撃ち抜かれてしまったのは初めての体験…!!いったいなぜ、こんなにも咽び泣くことになったのか、ちょっと説明しますので聞いて下さい!

 

『宇宙兄弟』の大きな魅力の一つに、遅咲きの主人公、ムッタという存在があります。

 

主人公・ムッタは連載開始時には32歳。自動車メーカーに勤めるサラリーマンをクビになって無職。

子供の頃に弟のヒビトと共に、「月に行こう」と約束しましたが、「そんな壮大な夢、現実的ではない」と早々に諦めていました。

 

 

©小山宙哉/講談社

 

 

一方のヒビトは、自分の夢に向かって一心不乱に努力し続け、遂には宇宙飛行士として月に行くことに。

 

 

©小山宙哉/講談社

 

 

『宇宙兄弟』は、このように兄弟に大きく差がついた状態で連載が始まったのです。

 

 

©小山宙哉/講談社

 

 

そんなムッタは、コンプレックスを感じつつも一念発起。

勇気を振り絞り、努力を重ね、難関の宇宙飛行士選抜試験に合格。見事に宇宙飛行士になることができました。

 

 

©小山宙哉/講談社

 

 

しかし、まだまだ困難は続きます。宇宙飛行士になれても、宇宙空間にたどり着ける者はごく僅か。

自分よりも仲間の任務を優先した結果干されてしまったり、NASAの御偉方に逆らって冷遇を受けたり、同じチーム内の仲間が個性的すぎたり、そして弟が失踪してしまったりと、たくさんの壁があったのです。

 

 

©小山宙哉/講談社

 

 

しかし、そんな壁を1個1個誠実に乗り越え、ついに月に到達。

さらに、恩人である天文学者・シャロンの夢である月面天文台建設のミッションを進めるのですが、その月面でのストーリーが、この最新刊で一つの大きな山場を迎えるんです!!

 

 

©小山宙哉/講談社
©小山宙哉/講談社

 

 

ところで、『宇宙兄弟』のストーリーの中で私が最も好きなエピソードがあります。

ブライアンという宇宙飛行士の、こんな話があるんです。

 

 

©小山宙哉/講談社
©小山宙哉/講談社
©小山宙哉/講談社
©小山宙哉/講談社

 

 

大きな偉業も、壮大な夢も、毎日の小さな努力の積み重ねの先にある…!!

これって、一生大切にしたいエピソードだなと思っているんですが、ムッタこそが正に、その体現者なんです。

 

30歳を超えてから、諦めずに宇宙飛行士になるために何十回、何百回とドアを開け続けたムッタ。そんな彼の一つの集大成が、この最新刊に登場します。

35巻まで、挫けそうになりながらもドアを開け続けるムッタを見守ってきた私たち読者にとって、もうたまらん瞬間なこと間違いありません…!!

 

努力の天才・ムッタが最新刊で開けたドアの先に広がる光景とは…さあさあ、早く一緒にその光景を見てみませんか!?

 

 

宇宙兄弟(35) (モーニングコミックス)
著者:小山宙哉
出版社:講談社
販売日:2019-03-22