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『美味しんぼ』レビュー第三弾!今回は番外編!題して『クズ上司決定戦!』

この上司を任命したのは誰だー!?

 

みなさんこんにちは。世界に7000万人はいると言われる『美味しんぼフリークス』の皆様お待たせしました。

 

『美味しんぼ検証レビュー』第三弾です。

美味しんぼ(1) (ビッグコミックス)
著者:花咲アキラ 出版社:小学館 販売日:2013-01-01
 

ネタに困ったらやりますと言いつつ全くネタに困ることが無くてなかなか出来なくて申し訳ありません。

 

さて今回は題して『クズ上司決定戦』です。

『美味しんぼ』に限らず世にあるグルメマンガのよくあるシチュエーションとして、

上司が無能”というのがあるんですね。

 

例えば『江戸前の旬』に出てくる鹿野課長(正確に言えば主人公の上司ではないですが)とか、直属の上司パターンだと無能ではないんですが主人公に苦汁をなめさせられるパターンも多いですね『将太の寿司』の佐治さんとか。あとは『食いしん坊』のハンター錠二のように主人公の壁として立ちはだかるパターンもあります。

 

しかしながら、『美味しんぼ』に関していえば、はぼ全員無能です。というこで検証をしていきましょう。

 

case.1 谷村局次長

連載開始時点では文化部部長でしたがその後出世して局次長まで上り詰めました。連載開始直後はややニヒルな感じでしたが、物語が進むに連れて温和な感じになっていきました。無能説のド頭に入れといてなんですが、谷村局次長は有能です。

山岡士郎という原爆級の地雷を抱える文化部をまとめ上げている手腕は確かで、問題行動一つ起こさず、部下からも上層部からもその信頼が厚く、社主をうまく丸め込むなど、正に『美味しんぼの良心』という呼び名もうなづけます。

しかしながら谷村氏単独のエピソードというのが見当たりません。強いて言えば『あわびの尽くし』の回で当時の局次長から部長降格からの異動されそうになった時くらいでしょうか?でもあれよく見ると谷村局次長頭と終わりくらいしか出てないんですよね。

ただ良く読み返すと、問題を起こさない代わりに、問題が起きた時にも大して役に立ってもいないというのが見えてきます。

そういう意味では無能なのかもしれません。

 

case.2 小泉専務

初登場時の時は長いフランス勤務から帰国をし、社の効率化のために究極のメニューの開発の急先鋒となったり、

大原社主にズケズケと意見をできる唯一の人物として描かれていましたが。その後は社主の腰ぎん着キャラにまで

なり下がってしまいました(そもそも山岡士郎が社主にズケズケ物いうタイプのキャラなので要らなくなった)。

そんな立場でもないのに東西新聞社OBにわざわざ説教されるために場末の蕎麦屋に呼びつけられて

怒られたり、釣りから始まって、俳句や猫にハマったりとなかなかの暇人ぶりをみせつけてくれます。仕事してんのかな?

 

さてそんな小泉氏ですが、基本的にはまぁ仕事は出来るんですが、ライバルの帝都新聞絡みのトラブルを良く起こしてくれます。

ライバルに見栄をはって出来もしない投げ釣りが上手いなどとホラを吹いたり、息子が志望大学に行けなかったことを逆恨みしたりと中度のトラブルメイカーぶりを見せつけてくれます。また食べ物絡みの無理難題を押し付けたりすることも多いですね。

その度山岡士郎を無理使いしておいて、最後にはしょっぱい対応で終わらせるといったブラックなオチをもってくることも

多く、無能ではあるものの、解決能力には長けている感じがあります。

 

case.3 大原社主

山岡士郎が勤める東西新聞のトップです。こいつのせいで東西新聞が潰れそうになったことが結構あるので、無能という

意味ではトップかも知れませんね。初登場時には威厳たっぷりの貫禄でしたが、海原雄山が出てきだしたあたりからキャラを

奪われてしまい、少し抜けた爺さんになってしまいました。少し抜けてるくらいなら可愛げあるんですが、子どもっぽい性格と

キレやすいキャラなのでホントに『先ずはこいつ首にするとこからがスタートだろ』ってレベルにまでなっていきます。

 

基本的な姿勢が『帝都新聞に勝つ』なので、報道理念とか無いんでしょうね。あったところで『ごちゃごちゃした紙面づくりは良くないから社食で混ぜご飯とか炊き込みご飯は禁止』とかそんなレベルですからね。基本的な意識が古いんです。

託児室の開設を頭ごなしに却下したりしますからね。今だと大問題ですよこんなの。幼馴染のすっぽん自慢に対抗するためだけに結婚目前の山岡氏と栗田さんを京都に転勤させようとしたり、無理やり占い師のところへ連れていって悪い結果だったので別れさせようとしたり、一時は『クビだ』と通告しておきながら、問題が解決した後にはシレっとした態度でとぼけたりとかパワハラも

ひどすぎます。なのにいざとなると変にカリスマ発揮しだすのは何なんでしょうかね?人望があるだけまだいいですが。

 

case.4 金上極亜グループ社長

山岡、栗田の結婚後に出てきた、美味しんぼ史上最大の悪役である金上は主人公側の上司ではないものの、その“恐怖政治”は

読者になかなかのインパクトを残しました。

この金上という人物、パワハラ感はめちゃくちゃ強めなんですが、ビジネスの手腕は実はピカイチです。結局策士策に溺れるを

地でいく人物でした。無能なの部分は強いて上げれば、特に主要人物を倒せなかったところですかね。

 

case.5 富井部長

東西新聞社が誇る、無能上司。キングオブクズ上司。トラブルメイカー、トラブルの雨を降らせる男です。

彼が起点となった事件は数知れず。なのに連載開始の時点で副部長。そしてさらには繰り上げとはいえ部長にまで

上り詰めました。

ネットとかでは酒席でのトラブルが多いイメージも多く、それも間違いないのですが、結構シラフの時にも問題起こしたりしてますので、根っからの軽佻浮薄の節があるんでしょう。ゴマすりも多いし。

問題を起こすたびに山岡氏の助けによって降格や処罰どころか解雇をも免れているというのに、その山岡に対しては強く叱責をしたり、ジャズのチケットをエサに昼飯をたかったりと本当に、もう、お前なぁお前マジで・・・って感じです。

 

いかがでしょうか?こんな新聞社などで働く方々の心中お察しします。でも、こんなクズエピソードが面白かったりしますよね?

それではみなさんまた第四弾でお会いしましょう!

 

 

 

え?まだやるの?