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「ギャンブラーVSギャンブラー殺し」常軌を逸したバトルがついに開幕!『ギャンブラーズパレード』

私が勤めている「サイバーコネクトツー」という会社では、数年おきに「海外研修」を実施しています。

日本という【日常】を離れ、異国の地で【非日常】を体験することによって、人間的にひとまわり成長できるからです。

 

その海外研修で、これまでに何度かラスベガスに行ったことがあるのですが、私はカジノでいつも大負けしていました。

日本に帰る飛行機の中で、唇を噛みしめながら「ギャンブルなんて二度とやるか!」と心に誓うのですが、次回行った時になぜかまたやってしまうんですよね、不思議なことに。

 

ギャンブルの中毒性……恐るべしっ!(人間的にまるで成長していない)

 

さて、今回はそんな「ギャンブル」を題材にした作品を紹介したいと思います。

 

ギャンブラーズパレード(1) (KCデラックス)
著者:中山 敦支
出版社:講談社
販売日:2019-01-17

▼あらすじ▼

日本の東京湾に作られた人工島・通称“トバク島”。

ギャンブルの聖地と呼ばれるその場所では、公営賭博だけでなく違法の闇賭博も盛んに行われていた。

その島の高校に転校してきた“不運体質”の少女「東雲 花梨(シノノメ カリン)」は、転校初日に上級生から無理矢理ギャンブルに付き合わされ、あっというまに大負け寸前のピンチに追い込まれる。

上級生の笑い声が響きわたる中「ギャンブルなんて、やるんじゃなかった!」と悔やむ少女だったが、突如、担任教師「蜘蛛手 渚(クモデ ナギサ)」が現れ、ギャンブルの代行を提案してくる……。

 

本作は『ダンガンロンパ』などのシナリオを手掛けられてきた「小高 和剛」氏と、『ねじまきカギュー』などのマンガを描かれてきた「中山 敦支」氏によるタッグ作品で、『週刊少年マガジン』で現在連載中です。

 

古今東西ギャンブルを題材にした作品は多々ありますが、本作では主人公サイドが「億万長者になるため」とか「借金返済のため」とかいった目的でギャンブルをするのではなく、「1人でも多くのギャンブラーをこの世から排除するため」にギャンブルをする……というのが、他の作品と違ってユニークな設定です。

 

また登場人物も敵味方それぞれ個性派ぞろいなのですが、特に「蜘蛛手 渚」は頭一つ飛び出ています。

彼は、ギャンブラーを排除するための手段として、反吐が出るほど大嫌いなギャンブルに自らの手を染めるのですが、その際の<拒絶反応>による容姿の変貌が常軌を逸しています。

 

普段よりも「目つきが悪くなる」とか「言葉づかいが荒くなる」とかいったレベルの変化ではなく、「目、肌、髪の色が変わって、髪が伸び、顔に模様が浮かび上がって、目や口から血を流す」などといった症状が起き、主人公サイドの人間なのに「まるで悪魔のような姿」になるのです。それが……超カッコイイ!!)

 

なぜ彼がそんなにギャンブルやギャンブラーを嫌悪するのか?

なぜ容姿がそこまで変貌するのか?

 

今後、色んな敵やギャンブルバトルが登場していくと思いますが、次第に明かされていくであろう「蜘蛛手 渚」の過去にも、要注目です。

 

 

本作は現在、コミックス<第1巻>が発売中。

ギャンブルが好きな方もそうじゃない方も、それぞれの角度からこの作品を楽しんでいただけたら嬉しいです!

 

ギャンブラーズパレード(1) (KCデラックス)
著者:中山 敦支
出版社:講談社
販売日:2019-01-17