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絶望?いいえ、現実です『なんで生きてるかわからない人 和泉澄25歳』

今そこにあるリアル

 

なんのために生きているのか?

人間ならきっと誰しもが一度は考える。

人間以外の生物はそんなこと全く考えもせず、ただ死ぬ瞬間まで精一杯生きている。

 

人間だけが、わざわざこんなことを自らに問いかけて、

まるで理由や目的がなければ、生きている価値がないかのように脅迫してくる。

 

夢や希望、野望があって、自信満々に答えられる人はいるし、そういう人はたしかに強い。

 

 

だけど、

ほとんどの人にとって「なんのために生きているのか」というこの問いは、強迫観念と変わらないと思う。

 

 

世界から取り残されているかのような、漠然とした不安。

そんな世界で漫然と生きていることへの後悔。

だけど、分かっているけど、行動には起こさない怠慢。

怠慢だと分かっているからこそ感じる、そんな自分への嫌悪。

 

誰だって自分のことは好きでいたい。

だけど、自分のことが嫌いな人が世の中に溢れている。

 

そんな様子をリアルに描いているのが、この漫画『なんで生きてるかわからない人 和泉澄25歳』です。

 

 

主人公が抱く強迫観念

 
©あぬ/NSP 2018
©あぬ/NSP 2018
 

 

彼女はこのような思いを抱えながら、日々生きています。

高校時代の友達から久しぶりの連絡が来ても、ふと感じるのはこんな不安です。

 

 

©あぬ/NSP 2018
©あぬ/NSP 2018
 

 

買い物に行こうとしたときに、バイト先の常連客・小林さんに呼び止められ、長話に付き合わされたことを

「時間を無駄にした」と思ってしまったときにはこうなります。

 

 

©あぬ/NSP 2018
 

 

この漫画の主人公のようなことを考える人が、世の中にいることは事実です。

 

でもね、だからこそあえて言いたい。

 

あなたなんて何十億分のたった1の人間で、何兆分のたった1の生物で、

何億年分のほんのわずかな一瞬を生きているだけのちっぽけな存在なんだから、

別にだいそれた生きる目的なんていらないんですよ。

 

世の中の人たちのほとんどはあなたのことなんか知らないし、

見向きもしなけれりゃ興味もない。

だから別にカッコつけたり、人の目を気にしたりなんかしなくていいんだよ。

 

そもそもあなたが気にしてる、周りの目の持ち主だって、あなたとなんら変わらないただのちっぽけな1なんだから。

 

 

だから、だからね

 

なんにも気にしなくていいから

 

まずは自分のことを自分が好きになろうよ。

 

その努力だけでいいからやってみよう。

 

 

そしたらさ、きっと「なんで生きてるの?」なんて問いなんか、

いつの間にか頭の中から跡形もなく、キレイサッパリ消えてると思うよ。

 

キレイゴトだけどさ、本当に心からそう思うんだ。

 

 

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本作は、WEBコミックぜにょんにて連載中です!  

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