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生き様を見せつけろ!『ロックアップ』はプロレス賛歌物語

あけまして、キングダム。

みなさん、プロレスはお好きですか?

 

我々全国に1億人は居ると言われているプロレスファンは、クリスマスに宇宙大戦争にて地球が救われることを確認し、

年越しプロレスを見て、後楽園でオリンピアを聞きながらバトルロイヤルを見て、

イッテンヨンで歓喜し涙を流して初めて年が明けると言われています。

 

はい、何を言ってるかよくわかりませんが僕もよくわかりません。

 

でもですね。

「イッテンヨン」は冬の季語、「チャンピオン・カーニバル」は春の季語で

「G1 CLIMAX(クライマックス)」は夏の季語、「横浜文体」は秋の季語です。

 

そんなめんどくさいタイプのプロレスオタクの私が、今回紹介するのがこの漫画『ロックアップ』

 

ロックアップ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
著者:猿渡哲也
出版社:集英社
販売日:2014-10-10

 

全4巻と非常にとっつきやすい作品です。

作者は格闘技マンガの金字塔『TOUGH』の猿渡哲也センセイです。

 

極小にて弱小の地方インディー団体「あかつきプロレス」を率いるサムソン高木。

彼はカラダ中に怪我を抱え、膝はボロボロ、まともに立つことさえも困難になっているし、膝どころか腰や腕も満身創痍。

さらには末期の前立腺癌にも侵されている。

 

人呼んで“満身創痍の暴君”、はたまたそのものずばりの“癌ファイター”

そんなサムソン高木の口癖は

 

「大丈夫だ 心配すんな」

 

仲間の気持ちも、観に来てくれるお客様の期待も、借金も病気も全部、一身に受けて闘うのがサムソン高木という男なのです。

 

 

最近でこそプロレスの“裏側”なんてのも珍しくなくなってきてますが、リングを降りたプロレスラー達にはプロレスラーたちの悲喜こもごもがあって、プロレスも観る側にもちゃんとドラマがあります。

 

それこそチケットを買った瞬間から、お互いのドラマは始まります。

カッコいいプロレスラーなんてほんの一握りで、ほとんどのレスラーは明日の食い扶持にも困ってたりします。

 

けれどプロレスに魅せられた男たちや女たちは、カウント3を聞くまでは決して諦めたりしません。

カウント2.9からの大逆転があるからプロレスは面白い。レスラーたちの生き様を垣間見れるからプロレスは面白い。

 

孫悟空がどうやってフリーザに勝つか、ゴンがこの先どんな成長を遂げるか、ルフィが海賊王にどうやってなっていくのかを観るのが面白いように、

レスラーたちがどんな風になっていくのかを見続けるのも、プロレスのおもしろいところです。

 

お金もない人気もない、あるのは借金ばかり、それでも人生一発大逆転を信じてる。

そんな昭和のド演歌のようなプロレスラー・サムソン高木の生き様を見届けてみてください。

 

 

ロックアップ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
著者:猿渡哲也
出版社:集英社
販売日:2014-10-10
ロックアップ 2 (ヤングジャンプコミックス)
無料試し読み
著者:猿渡 哲也
出版社:集英社
販売日:2014-04-18
ロックアップ 3 (ヤングジャンプコミックス)
無料試し読み
著者:猿渡 哲也
出版社:集英社
販売日:2014-08-20
ロックアップ 4 (ヤングジャンプコミックス)
無料試し読み
著者:猿渡 哲也
出版社:集英社
販売日:2014-11-19