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美女信者との夜伽放題、首切りの儀式、中学生が夢に見そうなカルト教団コミック『絶望の楽園』が暴走中!

幼いころ『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』が放送されると、必ず心臓もぎ取りの儀式を真似するやつがいた。

カルト教団ものは、敵の組織がわかりやすかったり、儀式のシーンで盛り上がったり、楽しみやすいわ描きやすいわで永久にニーズがあるだろうなぁ、というジャンルだ。

 

『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』

『ルパン三世/くたばれ!ノストラダムス』

『愛のむきだし』

『八日目の蝉』

『教団X』

などなど楽しい作品ばかり。

 

そういった教団ものに「夜伽」ルールを加えるとどうなるだろう。

 

まず、強制的に入信させられる。

連れていかれる。

なぜか強制的に美女信者たちを抱きなさい、と仕向けられる。

 

「えっ? 別に僕はそんな気はないんですけど」

というかんじのところを無理に押し付けられる。

 

「いやいや別に」

というかんじであれよあれよと。

 

ここだ。

 

この「別にいいですよ」の姿勢でかまえているのに、まわりがどんどん仕向けてエッチなことに、という中学生がもんもんと夢想しそうな環境。

そのニュアンスを含んでいるのがこの漫画『絶望の楽園』だ。

 

絶望の楽園(1) (講談社コミックス)
著者:オギノ ユーヘイ
出版社:講談社
販売日:2018-07-09

 

「それって絶望といえないじゃないか」

と思われる方もいるだろう。

 

なので正確には『絶望だけど楽園』が正しいかもしれない(笑)

 

主人公は高校生男子の透(とおる)。

母親を交通事故で亡くして独り暮らしをしていると、なぜか料理や洗濯をしに同じ高校の女子・京子が家に通ってくるように。

 

面倒見がよくて美人な彼女に対し、徐々に心を開いていく透。

さぁ、いよいよ二人っきりでいいムードに!

というところで、それまで善人オーラだった彼女が豹変。

 

彼女の口から出たのは、

「へったくそ」

という白抜きのセリフ。

 

この白抜きのセリフから、本作は一気にアクセルが踏まれる。

 

強制拉致。

地下施設での強制労働。

腐敗した弁当を楽しむ信者たち。

首切りの儀式。

ゾンビのように人を食べるものたち。

ゲスい駆け引き。

そして、試練をこえてから始まる夜伽三昧。

 

2018年12月6日(木)に最新刊の第3巻が発売されたが、もうエスカレートして暴走が止まらない状態に。

なかでも『教団X』にはまった方は、本作を好きになる可能性が高いのでおすすめしたい。

 

絶望の楽園(1) (講談社コミックス)
著者:オギノ ユーヘイ
出版社:講談社
販売日:2018-07-09
絶望の楽園(2) (講談社コミックス)
著者:オギノ ユーヘイ
出版社:講談社
販売日:2018-09-07
絶望の楽園(3) (講談社コミックス)
著者:オギノ ユーヘイ
出版社:講談社
販売日:2018-12-06