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We can do it!僕らは何にだってなれる。『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』第1巻発売最速レビュー

「変身!」

 

僕が子どものころから現在に至るまで、この一言が日本中の大人も子どもも関係なく胸をワクワク高鳴らせた。

仮面ライダーはきっと世界のどこかで今も悪の組織と戦っている。大人になった今でもそんなことを心のどこかで信じているのはきっと僕だけではないはずだ。

 

そしてそんな大人の一人である東島丹三郎にとって、それは必然だったのかもしれないしたまたまの偶然だったのかもしれないけれど、彼はとうとう仮面ライダーになってしまった。

 

この物語は、そんなお話しである。

 

東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 1(ヒーローズコミックス)
著者:柴田ヨクサル
出版社:ヒーローズ
販売日:2018-12-05

 

ご存知すぎるかもしれないけれど、仮面ライダーとは改造人間だったり、古代や現代のテクノロジーによって変身して悪と戦う正義のヒーローだ。

 

だから山籠もりを続けて鍛えた力で仮面をかぶってショッカーと戦っていたら、それはもう立派に仮面ライダーと言っていい。

たとえ彼が40歳で無職だったとしても、被っているのが縁日の屋台で買った1000円のお面だったとしても、そんなことは何の関係もないことである。

 

男の名前は「東島丹三郎(とうじまたんざぶろう)」

40歳になったのを機に、もし不慮の事故や病気で自分が死んだらと考え、仮面ライダーのコレクションを処分した男だ。

 

彼はずっとひたすら体を鍛え続けては山に籠り修行に明け暮れていた。日々の糧はアルバイトで稼いだ。

山々を巡り、そしていつしか熊とも互角に闘えるだけの力を身に着けていた。

 

馬鹿げてはいるけれど本人は本当に仮面ライダーになりたかったし、僕たちも「そんなことはない」なんて想いながらも心のどこかでは時々考えていたりする。

 

そんな彼の前に“ショッカー”が現れた。

そして彼は屋台で買った1,000円のお面を身に着けて、ライダーキックで“ショッカー”を倒してしまった。

 

こうして仮面ライダーになった東島の前に、一人の女性が現れた。

彼女は受け継いでいた。非業の死を遂げたあのヒーロー・タックルの姿を。タックルとは仮面ライダー「ストロンガー」のタックルだ。

 

彼女の名は「ユリコ」。

仮面ライダーシリーズが大好きだった彼女の父親が、ヒーロー・タックルでもある”岬ユリ子”から取って付けた名前だ。

 

ユリコのなかでは「タックルは死んでいない」から、彼女自身がタックルに変身した。

鍛えぬいた技で、ユリコもやっぱり“ショッカー”を倒した。

 

しかしそんな二人の前に現れたのはなんと

“本物のショッカー”だった。

 

そう、前述のショッカーは“もどき(強盗)”だったのだ。

本当にショッカーはいた。改造人間は存在して、悪の秘密結社が我々の平和を脅かそうと潜伏していたのだ。

 

はたして現代に蘇ったショッカーの目的とは?

そして東島の前に続々と現れる一癖どころか三癖くらいあるような面々はいったいどんな人物なのか?

 

謎と一緒にワクワクと大きなおっぱいを残して、風のように突き抜ける柴田ヨクサルセンセイが描く、仮面ライダーコミックスの第1巻が発売中です。

仮面ライダーが好きな人、好きだった人たちすべてにオススメです!

 

東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 1(ヒーローズコミックス)
著者:柴田ヨクサル
出版社:ヒーローズ
販売日:2018-12-05