TOP > マンガ新聞レビュー部 > 魅力はゴマちゃんだけじゃない!BL作品としての少年...

※この記事は2017年4月11日にマンガHONZ(運営:株式会社マンガ新聞)にて掲載した記事の転載になります。
レビュアー:田沼 遊歩

ゴマちゃんって、知ってますよね?そう、あの白いアザラシです。たんじゃないですよ、あれは後発のアザラシキャラです。

日本で最初にアザラシを可愛い生き物として認知させたのは、間違いなく少年アシベに出てくるゴマフアザラシのゴマちゃんです。原作は30年近く前にヤングジャンプで連載していて、当時パチものが出回ってニュースになったほどのゴマちゃんブームを巻き起こしました。去年からEテレでリブート版のアニメが放送されているので、若い人も知ってる人が多いんじゃないでしょうか。

Eテレで放送中の少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん
毎週火曜18:45〜と土曜の17:25〜に放送中

 

少年アシベ(1) (アクションコミックス)
作者:森下 裕美
出版社:双葉社
発売日:2016-04-01
  • Amazon
  • Amazon Kindle

ゴマちゃんの圧倒的な可愛らしさについてはあらためてここで語るまでもないので、ゴマちゃん以外の少年アシベの魅力を読んだことのない人のために少し書いてみます。

少年アシベは可愛いキャラクターのほのぼの子供向け作品と思っている人が多いと思いますが、どちらかというと人間関係におけるコミュニケーションの不和といったテーマが中心の大人向けのエピソードが多いです。顔も性格も悪い人、他者との距離感が取れていない人、一回しか出てこないただのあぶない人というのも多数登場します。

その中で、登場人物のプラトニックで熱烈な片思いというシチュエーションが度々登場します。 

 

ゴマちゃんに熱烈な愛情を注ぐサカタ兄。

 ©森下裕美/双葉社
 

 遠く離れてもアシベを思い続けるスガオと、スガオが大好きでアシベに嫉妬するイエティ。

©森下裕美/双葉社

コートの下はパンツ一枚のおじさんヒトシくんに恋する中華料理店の娘リャンリャン。

©森下裕美/双葉社
 

報われなくても、相手にされなくても猛烈に愛を注ぐ姿は、側から見ていてなぜか多幸感を感じます。一部ではBL目線でもその関係性に萌えまくるファンも少なからずいるようです。現在放送中のアニメでも、サカタ兄の熱烈なゴマちゃん愛、スガオとアシベのすれ違いを原作以上に強調したエピソードが多々あり、アニメスタッフのわかってる感がハンパじゃないです。 

 

子供向け作品と侮らず、複数のカップリングが楽しめるBL作品として少年アシベを読み直してみてはいかがでしょうか。 

 

少年アシベ(8) (アクションコミックス)
作者:森下 裕美
出版社:双葉社
発売日:2017-03-28
  • Amazon
  • Amazon Kindle

この記事に類似する記事

▶マンガがお得に買えちゃう情報満載!

人気のコメント

新着コメント

ログインして
すべての人気のコメントを見る

ご自身のTwitter、Facebookにも同時に投稿できます。

《マンガ新聞》公式レビュアーの方はログイン
 ※新規ゲストのログイン機能は準備中となります

利用開始をもって
《利用規約》《個人情報の取扱について》
同意したものとみなします。
ログインメニューに戻る
ログインメニューに戻る
パスワードを忘れた方は
《パスワード再設定》を行って下さい。
ログインメニューに戻る