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4人に1人が65歳以上!高齢者のゲーム市場を探る上...

65歳以上の高齢者人口は推計で3,514万人となり、総人口に占める割合が27.7%にのぼったことを総務省が発表しました(2017年9月15日時点)。
まさに4人に1人が65歳以上。
ずっと警鐘がならされ続けながらも、なんにもできずに超高齢化社会に突入してしまいました。
いやはや恐ろしいかぎりです。
こうなってきますとビジネスの流れもその4分の1の方々が重要になってくるわけでして、その世代の方々のくらしぶりや変容が気になるところとなります。
そんななか最近気になるのが「高齢者のゲーム事情」です。
電車の中ででっかいタブレットを持ってモンストをやっているおじいさん。
ポケモンGOのレイドバトルエリアにいるおばあさん。
「パソコンはめんどくさくてわからない」とぼやいていた高齢者も「スマホなら簡単!」の時代が到来し、ゲームがぐぐぐっと身近になった実感があります。
彼らはなぜゲームをやるのか?
よく今までに報じられている内容ですと「ボケ防止によい」など出てきますが、はたして「ボケたくない」からゲームをやっているのでしょうか。
この漫画を読んでいただくと「そのニーズか!」ということがしっくりきます。
孫の横にぴたりとついてゲーム鑑賞。
とにかく孫といっしょにいたい。
孫といっしょに共感したい。
ゲームは「殺すもの」と思っているおばあちゃん。
シチュエーションをまったく理解ができないときのおばあちゃん。
思わず体が傾いちゃうおばあちゃん。
そして、孫と衝突するおばあちゃん。
まるでR2D2のように孫にくっつくおばあちゃん。
めっちゃかわいい。
孫といっしょに楽しみたいおばあちゃん、めっちゃかわいい。
いい子、いい子してほおずりしてあげたいぐらいかわいい。
つまり!
高齢者は孫と遊びたいのです。
江の島に行くと、「おばあちゃん、プテラ出てるよ!」。
親族が集まれば、「おじいちゃん、イベント始まったよ!」。
なわけです。
もっともゲームは「目が疲れる」という弱点があるので、孫と遊びたい高齢者の目つぶしとならないように、そこがなんとかなるとよいのかもしれませんね。
この『おばあちゃんとゲーム』ではこういった心あたたまーるエピソードがゆるゆる~と語られていき、第2巻ではなんとおばあちゃんもついにゲームをやり始めます。
ゲームという名の“戦場”におもむいたおばあちゃんの今後に期待大です。
ちなみにゲームを見にくるおばあちゃん、増えます。
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