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上等?いいや極上だ『超弩級戦士ジャスティス』はトサカに来るぜ
超弩級戦士ジャスティス(2)
著者:山根和俊
出版社:秋田書店
販売日:2013-10-25

 

 

“混沌・背徳・退廃・偽善 そして破滅… だが…奴がいる!!!”

 

そんな中二病全開の第一ページから始まる漫画がかつてこの国にはありました。

 

そう、それが『超弩級戦士ジャスティス』(山根和俊)!!!

 

使い古された設定から放つ特殊な存在感

 

主人公はジャスティスという名の戦士。

 

裸に革ジャン+テンガロンハットに長髪金毛というこれまた中二病全開のスタイルでアメリカンバイクに跨り、ネクロシスと呼ばれる魔の一族を殲滅する使命を持った「戦士の一族」です。

 

設定だけ見るともう何十年にもわたって数々の漫画やアニメ作品で使い古されてきたいわゆる「バトルモノ」の典型的作品です。

 

けどね、『ジャスティス』には特殊な存在感があった!

 

レストランで店主(美女)に注文を聞かれても

 

“コークと それにあんたのおっぱいよりもデカいビーフでも焼いてくれ”

 

と答えるイキの良さ。

 

そして決めゼリフは「極上」。

 

チンピラがナイフを抜きながら突っかかってきて“上等だ!やんのかコノヤロー!”って言われても

 

“上等? いいや (俺は)極上だ”

 

と名乗るキャラクターなのです。

 

見せ場で見開きに突入する直前には

 

“本をタテにしてページをめくれっ!!!”

 

と宣言してからバーン!とカッコよく見開きをキめるようなメタネタもやるような元気な作品でした。

 

90年代に埋もれてしまった不運な作品

 

基本はイキオイ任せの悪乗りバトル漫画なのですが、この作品が週刊少年ジャンプに掲載された1993年から26年経っても私の頭にこびりつき記憶から抹消されずに絶対に忘れることが出来ないのはきっと不思議な波調があっていたということなのでしょう。

 

ただね、この作品なんとたった14週で打ち切りとなった作品なのです。(単行本全2巻)

 

だって90年代ですよ?

 

当時の少年ジャンプ紙面にはあの萩原一至の『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』が連載中で、他誌では『ロマンシア』『エルデガイン』の円英智がいて、麻宮騎亜は『サイレントメビウス』を描いていて、伊東岳彦は『宇宙英雄物語』を描いていて、岡崎武士が『精霊使い(エレメンタラー)』を描いていたという、とんでもない時代だったのですよ。

 

そりゃー埋もれてしまうってもんです。

 

同時代の相手(ライバル)が悪すぎる。

 

残念ながら(そうした理由から)大きく脚光を浴びることが無かった不運な作品ですが、現代は非常に便利な時代。紙の本はとっくに絶版となって今や入手困難な作品(私は持っています)だったのですが、電子書籍でこの全2巻を購入することが出来るのです。

 

久しぶりに電子書籍版を購入して(今回の記事を書くために)全2巻を読み直しましたが、今読んでも不思議な魅力とイキオイとパワーは恥ずかしいくらいに衰えていません。

 

 

“今スグ電子書籍版を購入して中二心を呼び覚ませっ!!!”

 

 

超弩級戦士ジャスティス(1)
著者:山根和俊
出版社:秋田書店
販売日:2013-10-25
超弩級戦士ジャスティス(2)
著者:山根和俊
出版社:秋田書店
販売日:2013-10-25

 

 


【おまけ】
ちなみに私はジャスティスの仲間として(5話から)登場するジョニー・ボンバーという男が大好きでした。通称=トサカのジョニー。革ジャンに天までそびえ立つようなリーゼントにサングラスというこれまたイカしたファッションをしています。愛車はケンメリ(ケンとメリーのスカイライン)で、ジャスティスほど強くはありませんが、子供たちには(それが敵であったとしても)優しい男なのです。キメゼリフはリーゼントをギンギンにおっ立てながら言う“トサカに来たぜ!!!”。カッコ良くないワケがないっ!!!

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